Stuff が来日して Rolling Coconut Revue Japan Concert でライブを行ったのが、1977年4月10日。声を掛けた Chris Parker は一度ニューヨークに帰り、5月に再来日して “SUNSHOWER” のレコーディングに参加したようです。
Rolling Coconut Revue の来日メンバーが、Gordon Edwards(b)、Cornell Dupree(g)、Chris Parker(ds)、Richard Tee(k) の4人だったので、Steve Gadd じゃなく Chris Parker に声が掛かったんですね。
当時大貫妙子の周辺には、林立夫とか村上秀一というすばらしいドラマーがいたはずですので、わざわざ他の人に頼まなくても、と思うのですが、サウンドに適度なルーズさをもたらして、結果これもアリと思います。
ちなみに、先行シングルとして発売された “サマー・コネクション” のドラマーは、アルバム・バージョンと違い村上秀一で、Chris Parker との違いを聴くことができます。僕は村上秀一バージョンも好きです。
大貫妙子は当時フュージョンに傾倒していたそうで、ヴォーカルよりはサウンド優位のアルバムになっています。大貫妙子ライクなヴォーカル・スタイルは未確立で、少し物足りなさを感じますが、サウンドがそれを凌駕しています。
それと全編坂本龍一が編曲し、ところどころに「らしさ」のある音を入れてきてるのが興味深いところです。
今から考えると凄すぎるメンバーですが、当時はほぼ無名の若者だったことでしょう。それにしても上手い。
- Summer Connection
- くすりをたくさん
- 何もいらない
- 都会
- からっぽの椅子
- Law of Nature
- 誰のために
- Silent Screamer
- Sargasso Sea
- 振子の山羊
作詞・作曲:大貫妙子 (#10は坂本龍一作曲)
Musical Direction, Arrange:坂本龍一
坂本龍一(key)、大村憲司(g)、松木恒秀(g)、渡辺香津美(g)、後藤次利(b)、細野晴臣(b)、Chris Parker(d)、斉藤ノブ(Per)、向井滋春(tb) 他
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