Eddie Palmieri のアルバムは初めて聴きました。何となくジャズ・ミュージシャンのイメージがあったので、サルサとして聴けるのかな、と思って食わず嫌いで敬遠してました。
このアルバムを聴いて、そんな自分の浅はかさに気づき、ごめんなさいです。
かなり熱い、立派なラテンです。
Eddie Palmieri はこれまでフルート、トロンボーンのフロントラインを実験してきたようですが、このアルバムではそれに加え、バリトン・サックス、オルガン、エレクトリック・ピアノを試しており、うまく使われています。
オールドスタイルな "Caminando"、ブラスで華々しく始まる古典的な "Viejo Socarron" ロマンティックな "Yo No Se" などの聴きどころはあるのですが、ハイライトはやはり熱いサウンドを聴かせてくれる "La Libertad Logico" と "Vamonos Pal Monte" でしょう。いずれも Ismael Quintana のシャープなヴォーカルが効いています。
"Vamonos Pal Monte" では、兄 Charlie がオルガンを弾いていて、この曲のキーになっています。
"La Libertad Logico" は「論理的な自由」、"Vamonos Pal Monte" は「山に行こう」。抵抗勢力は武器を取って山にこもるところから来ているとも。題名から分かるように、非常に政治的メッセージを含んだ曲で、この頃 Eddie Palmieri の貧困と不公正の問題への取り組みが反映しています。
- Revolt / La Libertad Logico
- Caminando
- Vamonos Pal Monte
- Viejo Socarron
- Yo No Se
- Comparsa De Los Locos
- Eddie Palmieri Band Leader, Piano
- Ismael Quintana Vocal
- Bob Vianco Guitar
- Jose Rodriguez Trombone
- Alfredo Armentereos Trumpet
- Victor Paz Trumpet
- Charles Camilleri Trumpet
- Pere Yellin Tenor Sax
- Ronnie Cuber Baritone Sax
- Nick Marrero Timbales & Bongo
- Monchito Munoz Bombo
- Eladio Perez Perez Conga
- Arturo Franquiz Clave & Chorus
- Fred Weinberg Engineer
- Miguel Estivill Producer
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