初めてちゃんと聴きました、Prefab Sprout。
なんで今まで聴いてこなかったんだろう、と強く後悔しました。
素晴らしいアルバムです。
当時はほとんど売れなかったと思います。それなりに売れてたら、僕も聴いてたでしょうから。
曲調はネオアコ。Sprout の名前通り、青臭さが表現されています。
当時よく聞いた Pale Fountains の "Pacific Street" が出たのが1984年。
Aztec Camera が "High Land, Hard Rain" で売れたのが1983年。
Tracey Thorn が "A Distant Shore" を出したのが1982年。
確実にその流れに乗りつつ、ちょっと登場が遅かったのかなあ。
しかし、Paddy McAloon のソング・ライティング力や、ギターの使い方は並のものじゃないですね。
Michael Head と並ぶと言ってもいいように思います。(アルバム1枚だけじゃわからんけど)
1曲目 "Faron Young" こそロカビリー調ですが、2曲目 "Bonny" からはアッコースティック・ポップが続きます。
1番のお気に入りは "Goodbye Lucille #1"。シングル化されるときに改題したように "Johnny Johnny ooh" のメロディが切ない、カッコいい。
他にもアルバムを印象づける "Bonny" や、ファースト・シングルの "When Love Breaks Down"、柔らかいシンセのイントロ "Appetite"、明るいポップ ”When the Angels” など、佳曲がそろっています。
プロデュースはなんとThomas Dolby。シンセ・ポップが思い浮かびますが、ここでは彼らの良さを出すためのサポートに徹しているのでしょうか、綺麗なサウンド・バランスになっているのは Dolby の力かもしれません。
- Faron Young
- Bonny
- Appetite
- When Love Breaks Down
- Goodbye Lucille #1 (Johnny Johnny)
- Hallelujah
- Moving the River
- Horsin' Around
- Desire As
- Blueberry Pies
- When the Angels
- Paddy McAloon : Vo, G
- Martin McAloon : B
- Wendy Smith : Key, Vo, G
- Neil Conti : D
- Produced by Thomas Dolby
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