2026年3月29日日曜日

The Score / Fugees (1996)

Fugees の最高傑作アルバムであり、ラストアルバムです。
最高傑作と言っても、2枚しか出してませんが。

Fugees と言えば、僕の中ではなんといっても Lauryn Hill です。
Fugees 後の1998のソロ "The Miseducation of Lauryn Hill" はエヴァー・グリーンですね。
何回聴いても飽きません。また時代が変わってもいいアルバムだなあ、と思います。
思えば、この頃の Lauryn Hill は輝いてましたね。
Whitney Houston の1998年の僕の大好きなアルバム "My Love Is Your Love" の隠しトラック(だったと思います)の "I Was Made to Love Him"Stevie Wonder の "I Was Made to Love Her" のリアレンジはホントカッコよかった。Chaka Kharn へのオマージュも含まれていると思いますが。
1998年の Aretha Franklin の "A Rose is Still a Rose" も素晴らしい!
残念なのは、この一瞬の煌めきの後、活動を沈黙してしまったこと。
2021年の MTV Unplugged も素晴らしいライブでしたが、やはりフルアレンジが欲しいところ。

このアルバム "The Score" では、カリブ、特にレゲエの影響が強く感じられます。
これが Fugees の特徴なんでしょうね。
Wyclef Jean も Pras Michel もカリブにルーツがあるといいます。
アルバムで印象的な曲の1つが Bob Marley の "No Woman, No Cry" です。ラップとレゲエの融合はピンと来ませんが、いい感じにアレンジされています。(ダンスホールとは全然違う)

もう一つのカバー "Killing Me Softly with His Song" もいいアレンジです。1073年の Roberta Flack バージョンがベースになっています。これをラップに使おうというセンスに脱帽です。

この他にも "Ready or Not"、"Fu-Gee-La" など、気持ちのいい曲が並びます。
しかし、サンプルの曲見ると、よくもまあこんなに知ってるなぁと感心します。1970年代初頭を中心に、ラップやR&Bとかけ離れた曲もたくさん!


  1. Red Intro
    • How Many Mics
    • Producer :  Lauryn Hill, Shawn King, Wyclef Jean
  2. Ready Or Not
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Written by T.Bell, W.Hart
  3. Zealots
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
  4. The Beast
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Scratches : Backspin
  5. Fu-Gee-La
    • Producer :  Salaam Remi
    • Written by A.McGrier, S.Remi, T.Marie
  6. Family Business
    • Featuring : John Fort, Omega
    • Guitar :    Wyclef Jean
    • Producer :  John Forte, Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Written by Forte, Omega
  7. Killing Me Softly
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Written by C.Fox, N.Gimble
  8. The Score
    • Featuring : Diamond D
    • Producer :  Diamond D
    • Written by Diamond D
  9. The Mask
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
  10. Cowboys
    • Featuring : Pacewon, Rah Digga, Young Zee
    • Producer :  John Forte, Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Written by Forte, Pace 1, Ra Digga, Young Zee
  11. No Woman, No Cry
    • Drum Programming :  John Forte
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Written by V.Ford
  12. Manifest/Outro
    • Producer :  Lauryn Hill, Wyclef Jean
    • Scratches : DJ Scribble


Fugees

  • Wyclef Jean :   vocals, guitar, producer
  • Lauryn Hill :   vocals, producer, arranger
  • Pras Michel :   vocals, producer


Sample credits


2026年3月22日日曜日

ぼちぼち銀河 / 柴田聡子 (2022)

コロナのさ中に、「ぼちぼち銀河かな」と独り言を言ったことからできたアルバムだそうで、ホント柴田聡子の頭の中が見てみたい。

メロディはポップ、サウンドは洗練、歌詞は散文。オンリーワンの世界はさすがです。
身近なモノ・コトを思いつくままに記述し、まとまりやテーマがあるような、ないような。

#1 "ようこそ" はたぶん、高知の田舎に住んでた時のこと?
#4 "旅行" では誰かと旅行に行ったときの話か、一人で旅行しているときの話ですかね。
#7 "ジャケット" はそのままジャケットについて書かれた曲。珍しくロック・ナンバーです。初め "上下" に聴こえて、何の歌だろうと思いました。正直音節の区切りも独特で、歌詞が聴き取れないのも魅力です。
#8 "夕日" 好きですねー。「へー、◯◯◯も住んでたんだ」というところが特に。こういう繰り返しのパターンって柴田聡子の歌詞にあんまないですね。

自身のバンド、"in FIRE" がバックで支える形になってます。メロディは自身で作って、サウンドはバンドのメンバーが作るような形が基本の様です。ただ、今回は自分で打ち込んでデモを作っている様ですが、どこまでがデモに作り込んでるのかは分かりません。

最高のいいアルバムです。


  1. ようこそ
  2. 雑感
  3. MSG
  4. 旅行
  5. サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト
  6. 南国調絨毯
  7. ジャケット
  8. 夕日
  9. ぼちぼち銀河
  10. 24秒
  11. n,d,n,n,n


  • 作詞曲:柴田聡子


  • 柴田聡子:ボーカル、コーラス、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ウーリッツァー、クラップ、パーカッション、プログラミング
  • イトケン:ドラム、クラップ、パーカッション
  • かわいしのぶ:ベース、クラップ
  • 岡田拓郎:エレクトリック・ギター、クラップ、プログラミング


アディショナル・ミュージシャン

  • Kan Sano:キーボード (#2)
  • 須原杏:ヴァイオリン、ヴィオラ (#3)
  • 谷口雄:キーボード (#4)
  • 鈴木広志:フルート、テナーサックス、バリトンサックス (#6)


  • レコーディング&ミキシング・エンジニア:宮﨑洋一
  • レコーディング・スタジオ:IDEAL MUSIC FABRIK
  • マスタリング・エンジニア:風間萌(studio Chatri)


2026年3月16日月曜日

佐野元春 & THE COYOTE BAND 45周年アニバーサリーツアー at 大阪城ホール (2026/3/15 Sun)

神戸公演は行けなかったんですが、何とか追加公演に潜り込めました。アリーナの46列目なのでけっこう後ろの方。でもステージはよく見えました。

3月13日が誕生日ということで、"Happy Birthday to You" から始まったライブ。まず驚いたのはオーディエンスの女の人の多さです。若いころは女性ファンばっかだったと思いますが、いつの間にか男の世界になってしまっていて残念に思っていたのですが、ここにきて女性が多いのはうれしい驚きです。お互い年をとって自由が利くようになったのかな....

直前のアルバムが、"Hayabusa Jet" ということもあり、以前の曲を大きくリアレンジした曲が多く演奏されていました。"Hayabusa Jet" は焼き直し的な曲もけっこうあり、あまり好んでなかったのですが、ライブで聴くとアレンジの素晴らしさが際立ちます。やっぱライブ演奏を前提にして THE COYOTE BAND で演り直したんでしょうね。
ラウドなギターサウンドが、すごくオルタナティブな感覚を出しています。

リアレンジ(本人は再構築と言っていますが)した昔の曲を多く演奏し、かつオリジナル・アルバムとしては直近の "今、何処" からの曲を中心にしたライブ構成は、昔からのファンも最近のファンも満足できるものでしょう。
アンコールは完全にサービス。"悲しきレイディオ"~最後の "アンジェリーナ" はもう気分が上がってしまいました。
間に20分のインターバルを挟んで、きっちり3時間、楽しめました!

元々僕は日本のロックというのがイマイチ好きではありません。ギターサウンドでガンガンやるタイプが。でも佐野元春はちょっと違うんですよね。時にファンクであり、フォーキーであり、エレクトリカルでもあります。メインストリームロックではないオルタナティブロック的な感覚でしょうか。
それにコード進行もカッコいいんですよね。AとEのリフで決める、とかほぼAとか。複雑な進行もけっこうありますが、単純なものの方がいい曲が多い。
 The Beatles で言えば、Paul ではなく、John 的。

ラストコメントでこれからも最前線で頑張っていく、と宣言していましたが、このオルタナティブな感性は代えがたいものかもしれません。

それと、今回印象に残ったのはステージ映像です。映像とサウンドが一体となったステージで、しかも映像が冴えてる。けっこうこれもオルタナティブ。宇宙飛行、トライアングル、デジタルな都市の風景...

    • Hayabusa Set
  1. 君を想えば
  2. Youngbloods
  3. つまらない⼤⼈にはなりたくない
  4. だいじょうぶ、と彼女は言った
  5. ジュジュ
  6. 街の少年
  7. 欲望
  8. 自立主義者たち
  9. 君をさがしている - 朝が来るまで
  10. 誰かが君のドアを叩いている
  11. 新しい航海
  12. 太陽
  13. レインガール
  14. 吠える
    • インターバル20分 (インタビュー映像)
    • Coyote Set
  15. さよならメランコリア
  16. 銀の月
  17. クロエ
  18. 境界線
  19. 愛が分⺟
  20. 純恋(すみれ)
  21. La Vita è Bellafrom
  22. エンタテイメント!
  23. ⽔のように
  24. ⼤⼈のくせに
  25. 新しい世界
  26. スウィート16
  27. サムデイ
  28. 明日の誓い
  29. 約束の橋
    • アンコール
  30. スターダストキッズ
  31. 悲しきレイディオ
  32. アンジェリーナ
  • Gui :    深沼元昭
  • Gui :    藤田顕
  • Keys :    渡辺シュンスケ
  • Drums :    小松シゲル
  • Bass :    高桑圭

To Whom This May Concern / Jill Scott (2026)

10年ぶりのフルアルバムらしいです。
前作 "Woman" は聴いてないので、僕からするともっと期間が開いてるんでしょうね。
確か "The Light of the Sun" が最後に聴いたアルバムかな。
それでも2011年のアルバムだそうで、えーそんなに前だったのか、という印象です。

アルバムは、"Dope Shit"-"Be Great" とけっこうファンキー・ナンバーから始まります。
で、次の #3 "Beautiful People" はなんて言うか、メロウ・ファンク。フュージョン系ジャジーで、ベースライン、ギターが素晴らしい。
次の "Offdaback" も。

#7 "Pay U on Tuesday" は一転ビッグバンドジャズで、今までにないパターンだったので驚きます。

#8 "Pressha" は "Beautiful People" 路線。いいですね。

後半でもファンクナンバーとメロウナンバーが並びます。
全19曲、58分の大作ですが、時にラップも重ねながら、丁寧に作られていると思います。
今までと少し違い、ファンクなイメージが全編を覆い、ベースラインが印象的です。

その中でも、メロウ・ファンク・ナンバーが光ってます。
フィリーとしてのソフィスティケーテッド・サウンドとアーシーなファンク、そしてジャズが微妙に混じった豊潤な音楽です。


  1. Dope Shit   (featuring Maha Adachi Earth)
    • Writer :    Anthony Bell, Andre Harris, Hope Ostane-Baucom
    • Producer :  BellHarris
  2. Be Great    (featuring Trombone Shorty)
    • Writer :    Jill Scott, Troy Andrews, Adam Blackstone, Donovan Knight
    • Producer :  Blackstone, D.K. The Punisher, Trombone Shorty, Scott
    • Strings :    Jamar Jones
    • Wind instrument :   Adam Blackstone
    • Horn :  Trombone Shorty
    • tenor saxophone :  BK Jackson
    • Baritone saxophone :    Dan Oestreicher
    • tuba :  Dontae Winslow, Matthew Banner
    • drums : Terance Vaughn
  3. Beautiful People
    • Writer :    Scott, Om'Mas Keith
    • Producer :  Keith
    • Drum machine :  Om'Mas Keith
  4. Offdaback
    • Writer :    Scott, Riley Geare, Vincent Tolan
    • Producer :  Geare, VT
    • Bass :  Vincent "VT" Tolan
    • drums : Riley Geare
  5. Norf Side   (featuring Tierra Whack)
    • Writer :    Scott, Chris Martin, Robert Martin, Tierra Whack
    • Producer :  DJ Premier
  6. Disclaimer
    • Writer :    Scott
    • Producer :  Scott
  7. Pay U on Tuesday
    • Writer :    Scott, Blackstone, Charles Harmon, Claude Kelly
    • Producer :  Blackstone, Louis York, Scott
    • Piano : Erskine Hawkins, Chuck Harmony
    • guitar :    Randy Bowland
    • Drums : Brian Frasier Moore, Aaron Draper
    • Trombone :  Melvin Jones
    • Saxophone : Tim Green
  8. Pressha
    • Writer :    Scott, Blackstone, Tolan
    • Producer :  Blackstone, VT
    • strings :   Tyries Rolf
    • Tenor saxophone :   Ayo Brame
    • Trumpet :   Richard Benitez III
  9. BPOTY   (featuring Too Short)
    • Writer :    Scott, Khari Mateen, Todd Shaw
    • Producer :  Mateen
    • Bass :  Khari Mateen
  10. Me 4
    • Writer :    Scott, Chad Hugo, Gene Thornton Jr., Terrence Thornton, Marcus White, Bryan Williams, Pharrell Williams
    • Producer :  Seige Monstracity
  11. The Math
    • Writer :    Scott, Darhyl Camper Jr., Terrell Roper, Tanerélle Stephens
    • Producer :  Camper
  12. A Universe
    • Writer :    Scott, Geare, Tolan
    • Producer :  Geare, VT
    • Bass :  Vincent "VT" Tolan
    • Drums : Riley Geare
  13. Liftin' Me Up
    • Writer :    Scott, Eric Wortham, Dwayne Wright
    • Producer :  Wortham, DW
    • Keyboards : Eric Wortham
    • Bass :  Paul "DW" Wright
    • Drums : Hairston Bradley
    • Percussion :    Monsieur Dominique Thomas
    • Horn :  Trombone Shorty
    • Trombone :  Wilbert Williams
    • Trumpet :   Melvin Jones
    • Saxophone : Michael Burton
  14. Ode to Nikki    (featuring Ab-Soul)
    • Writer :    Scott, Tommy James, Robert King, Craig Lane, Christon Mason, Ralph Rice, The Shondells, Herbert Stevens IV
    • Producer :  Mr Groove, Mason, Young RJ
    • piano : Mr Groove
  15. Don't Play
    • Writer :    Scott, White
    • Producer :  Seige Monstracity
  16. To B Honest (with JID)
    • Writer :    Scott, Carol Connors, Patrick Mix Jr., Destin Route, David Shire, White
    • Producer :  Seige Monstracity
    • Keyboards : Eric Wortham
    • Bass :  Paul "DW" Wright
  17. Right Here Right Now
    • Writer :    Scott, Lamar Andrews, Carvin Haggins, Keith, Yountie Strickland, Malek Yisrael
    • Producer :  KeithScott, L. Andrews, Haggins, Strickland, Yisrael
    • Drums : Om'Mas Keith
  18. Àṣẹ
    • Writer :    Scott, Harris
    • Producer :  Harris
    • Bass :  Andre Harris
  19. Sincerely Do
    • Writer :    Scott, Marc Bridges, Larry Griffin Jr.
    • Producer :  Bridges, S1
    • Piano : Myles Sweeney


  • Art work :  Marcellous "Infinito 2017" Lovelace
  • "Me 4" samples "What Happened to That Boy", written by Bryan Williams, Chad Hugo, Pharrell Williams, Terrence Thornton, and Gene Thornton, as performed by Baby featuring Clipse.


2026年3月6日金曜日

Welcome to My Castle / Chilli Beans. (2023)

全くポップです。サウンドもヴォーカルも。少し気恥ずかしい...

4つ打ち的な #3 "Welcome" が特にポップですね。好きです。
#5 "My life is saikooo" のゆるいラップもいいですね。
かと思えば、#6 "doll" や #7 "stressed" のようなダークな曲もありますが、これも最低限のところでポップを保っていて、ポップといえども、明るくお気楽なだけじゃないところが魅力です。

メンバーは音楽塾ヴォイスのシンガーソングライターコースで出会った3人ということもあり、全員で曲を作ってるみたいです。ちなみに音楽塾ヴォイスというのは、YUIや絢香を輩出している音楽専門学校です。

意外なのは、メンバーの趣味が結構ロックだということです。
Kurt Cobain や Red Hot Chili Peppers を敬愛してたり、インディー・ロックを好きだったりするところが、彼女らの曲と乖離幅がでかい。
唯一ベース担当の Maika が影響を受けたのが Dua Lipa というのだけが頷けます。


  1. Intro
    • Music, Arranged:Chilli Beans.
  2. Hello bad boy
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  3. Welcome
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:吉田雄介 (tricot)
  4. aaa
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  5. My life is saikooo
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  6. doll
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  7. stressed
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  8. you n me
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  9. wonderland
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  10. 105☻
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:吉田雄介 (tricot)
  11. Raise
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  12. spark
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:オカモトレイジ (OKAMOTO'S)
  13. I like you
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.


  • Moto : Vocal
  • Maika : Bass, Vocal
  • Lily : Guitar, Vocal


2026年3月1日日曜日

The Power and the Glory / Jimmy Cliff (1983)

Jimmy Cliff は72年の "The Harder They Come" 前後によくスポットライトが当たりますが、この83年のアルバムも素晴らしいです。
70年代の少しハードなサウンドに比べて、ソフトで音質よく聴きやすい80年代サウンドがまた心地よい。
レゲエをよりポップにして、しかもそれがかなり自然な形で融合しています。Jimmy Cliff の真骨頂ですね。

ジャマイカを後にして、Jimmy Cliff は60年代にイギリスに渡りますが、確かにジャマイカに収まりきらない音楽だと思います。
Bob Marley 同様、ジャマイカの人にとっては遠い存在になってしまったのかもしれませんが、世界の人々にとっては彼が近い存在になって幸せだったと思います。
UKレゲエへの影響、からの影響も強くあったでしょう。
ASWAD、UB40、Steel Pulse なんかは Jimmy Cliff がイギリスにいなければメジャーにならなかったかも。

それにわかりやすく、かつポジティブな歌詞も魅力です。
#5 "American Dream", #6 "Roots Woman", #7 "Love Solution" とかね。

何度聴いてもいいですね。


  1. We All Are One [A. Bayyan, H. Harris, J. Williams, R. Harris]
  2. Sunshine In The Music   [J. Cliff]
  3. Reggae Night    [A. Bayyan, L. Jackson]
  4. Piece Of The Pie    [J. Cliff]
  5. American Dream  [J. Cliff]
  6. Roots Woman [J. Cliff]
  7. Love Solution   [J. Cliff]
  8. Power And The Glory [J. Cliff]
  9. Journey [J. Cliff]


  • Backing Band – Oneness Band
  • Bass Guitar – Ranchy McLean
  • Drums – Mickey "Bo" Richards
  • Percussion – Shickey
  • Additional Percussion – Isidro Ross
  • Niabigi Drums And Percussion – Sydney Wolfe
  • Guitar – Earl "Chinna" Smith, Ras "Dougie" Bryan
  • Keyboards – Ansel Collins, Malory Williams
  • Additional Backing Vocals – Cynthia Huggins, Greg Fitz, Meekaaeel Muhammed
  • Producer – Amir Bayyan (A1, A3), Jim Bonnefond (A1, A3), Jimmy Cliff (A2, A4 to B5), Ronald Bell (A1, A3)
  • Associate Producer – Rick Iantosca (A2, A4 to B5)


Recorded at the House of Music, West Orange, NJ and Channel One & Tuff Gong, Jamaica, W.I.


2026年2月23日月曜日

Dungeon / muque (2024)

僕にとっての「ダンジョン」は「梅田ダンジョン」です。
かなりの確率で迷ってしまい、恐怖でしかありません。
迷った挙句、地上に出ればなんとかなるのでは、と思い地上に出たはいいけど、結局ビルが大きすぎてまた地下に降りるハメになってしまいました。
でも、このアルバムの「ダンジョン」は、RPGの迷宮から来ている様です。というか「梅田ダンジョン」もRPGからなんでしょうね。
僕はゲームをやらないのでその辺りまったく分かりません。
アルバムのイメージもゲームソフトのパッケージ風の様ですが、それも全く分かりませんでした。
アルバムの導入 "Plologue -Dungeon-" は子供がゲームをやってるところですので、ゲームがアルバムの主題であることは確かなのですが、ただ曲はゲームと関係ないものばかりですので、コンセプチュアルなものではなく、あくまで「イメージ」あるいは世代感を表すものなんでしょう。

muque の音楽制作の場面を理解しているわけではないのですが、サウンド制作→トップライン+歌詞という形で制作している感じらしいです。
僕は楽曲制作をしたことがないので、よくわからないのですが、メロディ+コード→アレンジ、というのが一般的かなと思っていたのですが、最近はなんですか、アレンジ先行なんですか?
うーん、考えさせられますね。
しかも、サウンドを作っているのはドラマーというのも驚きです。まあ誰が作ってもいいんですけど。
ほとんどがソフトで作ってるんでしょうかね。このアルバムでも生ドラムは叩いでいないらしいです。
こうなると、バンドって何?ってなりますよね。
実際、muque は、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルの4ピースバンドだったわけですが、その楽器編成とは関係ないサウンドが特徴だと思うんですよね。逆にギターサウンドのバンドサウンドだと面白くない。
こういうプロダクトだと素晴らしいとは思いますが、ライブでどう再現するんだろうという心配してしまいます。実際MVでは4ピースアピールのものが多いですし。

インディーバンドは、結局2人になってしまうんじゃないか説を僕は思ったりするんですが、ビートルズの時代と違って、一人で楽曲制作できる環境になってしまうと、中心の一人+もう一人でバンドの最小単位が成立してしまうわけです。サウンドメイクに関われない楽器演奏者は、人生を考える中でバンドを離れることになる、と。
このアルバム後に、muque でもベースの Lenon がバンドを離れ、3人になっています。
Lenon はバンド結成を促した中心メンバーですので、非常に残念なことだと思います。

サウンドはポップでもあり、ダンスでもあり、ロックでもあり、多彩です。
この多彩さが muque のm魅力かもしれません。
でもどっちかというとポップが先行してます。その方が僕の好みです。
バンドサウンドというよりも、シンセサウンド。でもバンドアンサンブルも意識しているところがいいです。

今風だなと思うのは、サウンドだけではなく歌詞もですかね。
「スワイプ」が何回か聞け、「ボット」も出てき、スマホそのものを歌った曲もあります。
高校生活を歌った曲もあり、ちょっとそこは気恥ずかしいですが、リアルでそこも若者には共感するのかなと。

もっと高みを目指して欲しいです。

  1. Prologue - Dungeon -
  2. nevermind
  3. Teardrop In The Sea
  4. ブルーライト
  5. 456
  6. feelin’
  7. desert.
  8. (T)LAST ME
  9. break(Interlude)
  10. jabber
  11. my crush
  12. Bite you
  13. TIME
  14. DAYS


  • Asakura : Vo. G
  • takachi : D, Track Make
  • Kenichi : G
  • Lenon : B