2026年3月16日月曜日

佐野元春 & THE COYOTE BAND 45周年アニバーサリーツアー at 大阪城ホール (2026/3/15 Sun)

神戸公演は行けなかったんですが、何とか追加公演に潜り込めました。アリーナの46列目なのでけっこう後ろの方。でもステージはよく見えました。

3月13日が誕生日ということで、"Happy Birthday to You" から始まったライブ。まず驚いたのはオーディエンスの女の人の多さです。若いころは女性ファンばっかだったと思いますが、いつの間にか男の世界になってしまっていて残念に思っていたのですが、ここにきて女性が多いのはうれしい驚きです。お互い年をとって自由が利くようになったのかな....

直前のアルバムが、"Hayabusa Jet" ということもあり、以前の曲を大きくリアレンジした曲が多く演奏されていました。"Hayabusa Jet" は焼き直し的な曲もけっこうあり、あまり好んでなかったのですが、ライブで聴くとアレンジの素晴らしさが際立ちます。やっぱライブ演奏を前提にして THE COYOTE BAND で演り直したんでしょうね。
ラウドなギターサウンドが、すごくオルタナティブな感覚を出しています。

リアレンジ(本人は再構築と言っていますが)した昔の曲を多く演奏し、かつオリジナル・アルバムとしては直近の "今、何処" からの曲を中心にしたライブ構成は、昔からのファンも最近のファンも満足できるものでしょう。
アンコールは完全にサービス。"悲しきレイディオ"~最後の "アンジェリーナ" はもう気分が上がってしまいました。
間に20分のインターバルを挟んで、きっちり3時間、楽しめました!

元々僕は日本のロックというのがイマイチ好きではありません。ギターサウンドでガンガンやるタイプが。でも佐野元春はちょっと違うんですよね。時にファンクであり、フォーキーであり、エレクトリカルでもあります。メインストリームロックではないオルタナティブロック的な感覚でしょうか。
それにコード進行もカッコいいんですよね。AとEのリフで決める、とかほぼAとか。複雑な進行もけっこうありますが、単純なものの方がいい曲が多い。
 The Beatles で言えば、Paul ではなく、John 的。

ラストコメントでこれからも最前線で頑張っていく、と宣言していましたが、このオルタナティブな感性は代えがたいものかもしれません。

それと、今回印象に残ったのはステージ映像です。映像とサウンドが一体となったステージで、しかも映像が冴えてる。けっこうこれもオルタナティブ。宇宙飛行、トライアングル、デジタルな都市の風景...

    • Hayabusa Set
  1. 君を想えば
  2. Youngbloods
  3. つまらない⼤⼈にはなりたくない
  4. だいじょうぶ、と彼女は言った
  5. ジュジュ
  6. 街の少年
  7. 欲望
  8. 自立主義者たち
  9. 君をさがしている - 朝が来るまで
  10. 誰かが君のドアを叩いている
  11. 新しい航海
  12. 太陽
  13. レインガール
  14. 吠える
    • インターバル20分 (インタビュー映像)
    • Coyote Set
  15. さよならメランコリア
  16. 銀の月
  17. クロエ
  18. 境界線
  19. 愛が分⺟
  20. 純恋(すみれ)
  21. La Vita è Bellafrom
  22. エンタテイメント!
  23. ⽔のように
  24. ⼤⼈のくせに
  25. 新しい世界
  26. スウィート16
  27. サムデイ
  28. 明日の誓い
  29. 約束の橋
    • アンコール
  30. スターダストキッズ
  31. 悲しきレイディオ
  32. アンジェリーナ
  • Gui :    深沼元昭
  • Gui :    藤田顕
  • Keys :    渡辺シュンスケ
  • Drums :    小松シゲル
  • Bass :    高桑圭

To Whom This May Concern / Jill Scott (2026)

10年ぶりのフルアルバムらしいです。
前作 "Woman" は聴いてないので、僕からするともっと期間が開いてるんでしょうね。
確か "The Light of the Sun" が最後に聴いたアルバムかな。
それでも2011年のアルバムだそうで、えーそんなに前だったのか、という印象です。

アルバムは、"Dope Shit"-"Be Great" とけっこうファンキー・ナンバーから始まります。
で、次の #3 "Beautiful People" はなんて言うか、メロウ・ファンク。フュージョン系ジャジーで、ベースライン、ギターが素晴らしい。
次の "Offdaback" も。

#7 "Pay U on Tuesday" は一転ビッグバンドジャズで、今までにないパターンだったので驚きます。

#8 "Pressha" は "Beautiful People" 路線。いいですね。

後半でもファンクナンバーとメロウナンバーが並びます。
全19曲、58分の大作ですが、時にラップも重ねながら、丁寧に作られていると思います。
今までと少し違い、ファンクなイメージが全編を覆い、ベースラインが印象的です。

その中でも、メロウ・ファンク・ナンバーが光ってます。
フィリーとしてのソフィスティケーテッド・サウンドとアーシーなファンク、そしてジャズが微妙に混じった豊潤な音楽です。


  1. Dope Shit   (featuring Maha Adachi Earth)
    • Writer :    Anthony Bell, Andre Harris, Hope Ostane-Baucom
    • Producer :  BellHarris
  2. Be Great    (featuring Trombone Shorty)
    • Writer :    Jill Scott, Troy Andrews, Adam Blackstone, Donovan Knight
    • Producer :  Blackstone, D.K. The Punisher, Trombone Shorty, Scott
    • Strings :    Jamar Jones
    • Wind instrument :   Adam Blackstone
    • Horn :  Trombone Shorty
    • tenor saxophone :  BK Jackson
    • Baritone saxophone :    Dan Oestreicher
    • tuba :  Dontae Winslow, Matthew Banner
    • drums : Terance Vaughn
  3. Beautiful People
    • Writer :    Scott, Om'Mas Keith
    • Producer :  Keith
    • Drum machine :  Om'Mas Keith
  4. Offdaback
    • Writer :    Scott, Riley Geare, Vincent Tolan
    • Producer :  Geare, VT
    • Bass :  Vincent "VT" Tolan
    • drums : Riley Geare
  5. Norf Side   (featuring Tierra Whack)
    • Writer :    Scott, Chris Martin, Robert Martin, Tierra Whack
    • Producer :  DJ Premier
  6. Disclaimer
    • Writer :    Scott
    • Producer :  Scott
  7. Pay U on Tuesday
    • Writer :    Scott, Blackstone, Charles Harmon, Claude Kelly
    • Producer :  Blackstone, Louis York, Scott
    • Piano : Erskine Hawkins, Chuck Harmony
    • guitar :    Randy Bowland
    • Drums : Brian Frasier Moore, Aaron Draper
    • Trombone :  Melvin Jones
    • Saxophone : Tim Green
  8. Pressha
    • Writer :    Scott, Blackstone, Tolan
    • Producer :  Blackstone, VT
    • strings :   Tyries Rolf
    • Tenor saxophone :   Ayo Brame
    • Trumpet :   Richard Benitez III
  9. BPOTY   (featuring Too Short)
    • Writer :    Scott, Khari Mateen, Todd Shaw
    • Producer :  Mateen
    • Bass :  Khari Mateen
  10. Me 4
    • Writer :    Scott, Chad Hugo, Gene Thornton Jr., Terrence Thornton, Marcus White, Bryan Williams, Pharrell Williams
    • Producer :  Seige Monstracity
  11. The Math
    • Writer :    Scott, Darhyl Camper Jr., Terrell Roper, Tanerélle Stephens
    • Producer :  Camper
  12. A Universe
    • Writer :    Scott, Geare, Tolan
    • Producer :  Geare, VT
    • Bass :  Vincent "VT" Tolan
    • Drums : Riley Geare
  13. Liftin' Me Up
    • Writer :    Scott, Eric Wortham, Dwayne Wright
    • Producer :  Wortham, DW
    • Keyboards : Eric Wortham
    • Bass :  Paul "DW" Wright
    • Drums : Hairston Bradley
    • Percussion :    Monsieur Dominique Thomas
    • Horn :  Trombone Shorty
    • Trombone :  Wilbert Williams
    • Trumpet :   Melvin Jones
    • Saxophone : Michael Burton
  14. Ode to Nikki    (featuring Ab-Soul)
    • Writer :    Scott, Tommy James, Robert King, Craig Lane, Christon Mason, Ralph Rice, The Shondells, Herbert Stevens IV
    • Producer :  Mr Groove, Mason, Young RJ
    • piano : Mr Groove
  15. Don't Play
    • Writer :    Scott, White
    • Producer :  Seige Monstracity
  16. To B Honest (with JID)
    • Writer :    Scott, Carol Connors, Patrick Mix Jr., Destin Route, David Shire, White
    • Producer :  Seige Monstracity
    • Keyboards : Eric Wortham
    • Bass :  Paul "DW" Wright
  17. Right Here Right Now
    • Writer :    Scott, Lamar Andrews, Carvin Haggins, Keith, Yountie Strickland, Malek Yisrael
    • Producer :  KeithScott, L. Andrews, Haggins, Strickland, Yisrael
    • Drums : Om'Mas Keith
  18. Àṣẹ
    • Writer :    Scott, Harris
    • Producer :  Harris
    • Bass :  Andre Harris
  19. Sincerely Do
    • Writer :    Scott, Marc Bridges, Larry Griffin Jr.
    • Producer :  Bridges, S1
    • Piano : Myles Sweeney


  • Art work :  Marcellous "Infinito 2017" Lovelace
  • "Me 4" samples "What Happened to That Boy", written by Bryan Williams, Chad Hugo, Pharrell Williams, Terrence Thornton, and Gene Thornton, as performed by Baby featuring Clipse.


2026年3月6日金曜日

Welcome to My Castle / Chilli Beans. (2023)

全くポップです。サウンドもヴォーカルも。少し気恥ずかしい...

4つ打ち的な #3 "Welcome" が特にポップですね。好きです。
#5 "My life is saikooo" のゆるいラップもいいですね。
かと思えば、#6 "doll" や #7 "stressed" のようなダークな曲もありますが、これも最低限のところでポップを保っていて、ポップといえども、明るくお気楽なだけじゃないところが魅力です。

メンバーは音楽塾ヴォイスのシンガーソングライターコースで出会った3人ということもあり、全員で曲を作ってるみたいです。ちなみに音楽塾ヴォイスというのは、YUIや絢香を輩出している音楽専門学校です。

意外なのは、メンバーの趣味が結構ロックだということです。
Kurt Cobain や Red Hot Chili Peppers を敬愛してたり、インディー・ロックを好きだったりするところが、彼女らの曲と乖離幅がでかい。
唯一ベース担当の Maika が影響を受けたのが Dua Lipa というのだけが頷けます。


  1. Intro
    • Music, Arranged:Chilli Beans.
  2. Hello bad boy
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  3. Welcome
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:吉田雄介 (tricot)
  4. aaa
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  5. My life is saikooo
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  6. doll
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
  7. stressed
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  8. you n me
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  9. wonderland
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  10. 105☻
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:吉田雄介 (tricot)
  11. Raise
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:Yuumi
  12. spark
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.
    • Drums:オカモトレイジ (OKAMOTO'S)
  13. I like you
    • Lyrics, Music, Arranged:Chilli Beans.


  • Moto : Vocal
  • Maika : Bass, Vocal
  • Lily : Guitar, Vocal


2026年3月1日日曜日

The Power and the Glory / Jimmy Cliff (1983)

Jimmy Cliff は72年の "The Harder They Come" 前後によくスポットライトが当たりますが、この83年のアルバムも素晴らしいです。
70年代の少しハードなサウンドに比べて、ソフトで音質よく聴きやすい80年代サウンドがまた心地よい。
レゲエをよりポップにして、しかもそれがかなり自然な形で融合しています。Jimmy Cliff の真骨頂ですね。

ジャマイカを後にして、Jimmy Cliff は60年代にイギリスに渡りますが、確かにジャマイカに収まりきらない音楽だと思います。
Bob Marley 同様、ジャマイカの人にとっては遠い存在になってしまったのかもしれませんが、世界の人々にとっては彼が近い存在になって幸せだったと思います。
UKレゲエへの影響、からの影響も強くあったでしょう。
ASWAD、UB40、Steel Pulse なんかは Jimmy Cliff がイギリスにいなければメジャーにならなかったかも。

それにわかりやすく、かつポジティブな歌詞も魅力です。
#5 "American Dream", #6 "Roots Woman", #7 "Love Solution" とかね。

何度聴いてもいいですね。


  1. We All Are One [A. Bayyan, H. Harris, J. Williams, R. Harris]
  2. Sunshine In The Music   [J. Cliff]
  3. Reggae Night    [A. Bayyan, L. Jackson]
  4. Piece Of The Pie    [J. Cliff]
  5. American Dream  [J. Cliff]
  6. Roots Woman [J. Cliff]
  7. Love Solution   [J. Cliff]
  8. Power And The Glory [J. Cliff]
  9. Journey [J. Cliff]


  • Backing Band – Oneness Band
  • Bass Guitar – Ranchy McLean
  • Drums – Mickey "Bo" Richards
  • Percussion – Shickey
  • Additional Percussion – Isidro Ross
  • Niabigi Drums And Percussion – Sydney Wolfe
  • Guitar – Earl "Chinna" Smith, Ras "Dougie" Bryan
  • Keyboards – Ansel Collins, Malory Williams
  • Additional Backing Vocals – Cynthia Huggins, Greg Fitz, Meekaaeel Muhammed
  • Producer – Amir Bayyan (A1, A3), Jim Bonnefond (A1, A3), Jimmy Cliff (A2, A4 to B5), Ronald Bell (A1, A3)
  • Associate Producer – Rick Iantosca (A2, A4 to B5)


Recorded at the House of Music, West Orange, NJ and Channel One & Tuff Gong, Jamaica, W.I.


2026年2月23日月曜日

Dungeon / muque (2024)

僕にとっての「ダンジョン」は「梅田ダンジョン」です。
かなりの確率で迷ってしまい、恐怖でしかありません。
迷った挙句、地上に出ればなんとかなるのでは、と思い地上に出たはいいけど、結局ビルが大きすぎてまた地下に降りるハメになってしまいました。
でも、このアルバムの「ダンジョン」は、RPGの迷宮から来ている様です。というか「梅田ダンジョン」もRPGからなんでしょうね。
僕はゲームをやらないのでその辺りまったく分かりません。
アルバムのイメージもゲームソフトのパッケージ風の様ですが、それも全く分かりませんでした。
アルバムの導入 "Plologue -Dungeon-" は子供がゲームをやってるところですので、ゲームがアルバムの主題であることは確かなのですが、ただ曲はゲームと関係ないものばかりですので、コンセプチュアルなものではなく、あくまで「イメージ」あるいは世代感を表すものなんでしょう。

muque の音楽制作の場面を理解しているわけではないのですが、サウンド制作→トップライン+歌詞という形で制作している感じらしいです。
僕は楽曲制作をしたことがないので、よくわからないのですが、メロディ+コード→アレンジ、というのが一般的かなと思っていたのですが、最近はなんですか、アレンジ先行なんですか?
うーん、考えさせられますね。
しかも、サウンドを作っているのはドラマーというのも驚きです。まあ誰が作ってもいいんですけど。
ほとんどがソフトで作ってるんでしょうかね。このアルバムでも生ドラムは叩いでいないらしいです。
こうなると、バンドって何?ってなりますよね。
実際、muque は、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルの4ピースバンドだったわけですが、その楽器編成とは関係ないサウンドが特徴だと思うんですよね。逆にギターサウンドのバンドサウンドだと面白くない。
こういうプロダクトだと素晴らしいとは思いますが、ライブでどう再現するんだろうという心配してしまいます。実際MVでは4ピースアピールのものが多いですし。

インディーバンドは、結局2人になってしまうんじゃないか説を僕は思ったりするんですが、ビートルズの時代と違って、一人で楽曲制作できる環境になってしまうと、中心の一人+もう一人でバンドの最小単位が成立してしまうわけです。サウンドメイクに関われない楽器演奏者は、人生を考える中でバンドを離れることになる、と。
このアルバム後に、muque でもベースの Lenon がバンドを離れ、3人になっています。
Lenon はバンド結成を促した中心メンバーですので、非常に残念なことだと思います。

サウンドはポップでもあり、ダンスでもあり、ロックでもあり、多彩です。
この多彩さが muque のm魅力かもしれません。
でもどっちかというとポップが先行してます。その方が僕の好みです。
バンドサウンドというよりも、シンセサウンド。でもバンドアンサンブルも意識しているところがいいです。

今風だなと思うのは、サウンドだけではなく歌詞もですかね。
「スワイプ」が何回か聞け、「ボット」も出てき、スマホそのものを歌った曲もあります。
高校生活を歌った曲もあり、ちょっとそこは気恥ずかしいですが、リアルでそこも若者には共感するのかなと。

もっと高みを目指して欲しいです。

  1. Prologue - Dungeon -
  2. nevermind
  3. Teardrop In The Sea
  4. ブルーライト
  5. 456
  6. feelin’
  7. desert.
  8. (T)LAST ME
  9. break(Interlude)
  10. jabber
  11. my crush
  12. Bite you
  13. TIME
  14. DAYS


  • Asakura : Vo. G
  • takachi : D, Track Make
  • Kenichi : G
  • Lenon : B


2026年2月18日水曜日

Bagola / Trio Da Kali (2025)

マリのグリオのトリオです。
グリオは、西アフリカの歴史の口承音楽家とでもいう人たちで、伝統的に家系で伝承している様です。
琵琶法師みたいなもんでしょうか。

トリオなので、ほんと最小限の単位です。
楽器×2とボーカル。
楽器は、バラフォン(木琴)とンゴニ(弦楽器)で、ンゴニはンゴニ・ベースというユニークなもので、ベース・ギターのような役割です。
これらとボーカルとハーモニーがうまくミックスされて、いいサウンドを奏でています。

中でもバラフォンがすばらしい。
バラフォン奏者は Lassana Diabaté で、コラ奏者の Toumani Diabaté のグループ出身、トリオの音楽監督も担っています。素朴なサウンドと煌びやかな奏法がいい味を出しています。
ボーカルは Hawa Kasse Mady Diabaté で、アフリカの有名なシンガーである Kasse Mady Diabaté の娘だそうです。
ンゴニ・ベースは Madou Kouyaté。トリオの中では一番若いそうですね。このンゴニは電気処理されているのかもしれませんね。
3人中2人が Diabaté さんですが、これはグリオで多い名前の様です。

言葉は全く分かりません、何語なのかも。
CDなら解説ついてるんでしょうが、タイトルすら何を表しているのやら。
#1 "Bagola" は軽快な9/8拍子で社会風刺を描いている様です。
#4 "Tulunke" は穏やかな祈り。
#5 "Orpaillage" は金採掘による環境破壊を嘆いた曲。西アフリカでは金の違法採掘で田畑が荒らされ、水銀を使った採掘で最高不可能になっている土地が多いというテレビ番組を最近見ました。この曲はスタジオで即興的に生まれた曲だそうです。
#9 "Fakoly" は静かにグルーブします。
#11 "Deme" だけが10年ほど前に録音されたもので、3人の他にンゴニも入ったボーナストラックになっています。

伝統的な楽器を駆使しながら、メロディはトラディショナルとは違い、結構モダンに感じます。もちろん欧米的な感じはありません。以前バリに行ったときに聴いた竹楽器の音楽に近いものを感じました。
シンセやギターなどを混ぜたアフリカン・ポップとは一線を画し、あくまでアコースティックでありながら、モダンな音楽を作り出すことに成功しています。ほんとすばらしいです。


  1. BAGOLA [Madou Kouyaté]
  2. DADUNKAN [Hawa Kassemady Diabaté]
  3. CELA SIGUI [Trio Da Kali]
  4. TULUNKE [Lucy Durán]
  5. ORPAILLAGE [Trio Da Kali]
  6. DISSA [Hawa Kassemady Diabaté]
  7. WARA [Trio Da Kali]
  8. NANA TRIBAN [Lassana Diabaté]
  9. FAKOLY
  10. LATEGE [Lassana Diabaté]
  11. DEME [Trio Da Kali]


  • Texts by Hawa Kasse Mady Diabaté
  • Arranged by Trio Da Kali
  • Vocals : Hawa Kassemady Diabaté
  • Balafon : Lassana Diabaté
  • N'goni bass & Backing Vocals : Madou Kouyate
  • N’Goni : Harouna Samake Kamale
  • Backing Vocals & Clap : Lucy Durán
  • Clap : Javier Monteverde 
  • Produced by Lucy Durán


  • Recorded at MidiLive Studios Paris in 13,14 and 15 January 2023.
  • #11 "Deme" was recorded in Tikan Jah Fakoly’s studio, Bamako, 2015.


2026年2月7日土曜日

Grown tag / REJAY (2025)

英語と日本語の絶妙な混じり具合、悲しげな歌声、メロウなサウンドがいいですね。
インディー・ポップと呼ぶのにピッタリな感じです。
ポップなのに、インディー感が溢れています。
すごくいい音楽なのに、ものすごくは売れそうな気がしない...

REJAY (リジェ) は北海道ニセコ出身の弱冠20歳。大半の曲は10代の頃のものなので驚きです。
"Grown tag" は、大人向けの洋服なんかのタグ、あるいは成長記録、ということで成人になったよー、というタイトルだと思います。ジャケットもバースデイケーキに子供の写真。
父がオーストラリア人ということで、ダルビッシュ似のはっきりしたお顔立ちです。

そのおかげで英語詞が生きてます。
あまり日本人が使えないような単語や言い回しも特徴的です。

サウンドは Nulbarich の JQ が全面サポートしていて、心地よさ抜群です。


  1. Zen(Intro)
  2. HAZY
    • 作詞:REJAY, Jeremy Quartus 作曲:A.G.O, Jeremy Quartus
    • Produced by A.G.O, Jeremy Quartus
  3. Too Late
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  4. Shaky
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  5. Meant to Be
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  6. Remedy
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  7. Love you still
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  8. Back to You
    • 作詞:REJAY 作曲:REJAY, Jeremy Quartus, Ethan Augustin
    • Produced by Jeremy Quartus
  9. Stand up
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus
  10. Middle of the Night
    • 作詞・作曲:REJAY, Jeremy Quartus
    • Produced by Jeremy Quartus