2026年7月9日木曜日

柴田聡子TOUR "夏'26" at 心斎橋 BIGCAT, 2026/7/7

七夕の夜、初めてライブに行きました。楽しかったです。
ほとんどMCなかったですが、曲の終わりの「サンキュー」とか、少しの喋りで低めの地の声がわかりました。

やはり最新アルバムである "Your Favorite Things" とその前の "ぼちぼち銀河" からが中心で、アルバム後のシングル2曲、やそれ以前のアルバムから数曲という構成でした。

曲もいいんですが、今回はバンド・セットということで、ドラムとベースの生み出すグルーヴが素晴らしかったです。
スローな曲もゆったりとしたグルーヴで乗せてくれます。
大好きな "夕日" もメロウ・ダンス・チューンに。
静か目の曲が多いので、どんな感じのライブになるんやろ、と思ってましたが。
トラック・メイクしている岡田拓郎が参加しているのが大きいんでしょうね。
新曲の "Pool" なんかはクラブか、という感じでした。

曲はいいんですが、歌詞が難しいので、一緒に歌えないのが残念です。
果たして、歌詞は全部頭に入っているのか?という心配もしてましたが、もちろん杞憂でした。コーラスがようついていってるな、と感心しました。

聴きたい曲はほとんどやってくれて満足です。
アンコールも2回受けてくれたし。
1回目のアンコールの最後は、"ワンコロメーター"。ロカビリー調のアレンジで、モンキー・ダンスを踊って最高でした。
で、2回目のアンコール、スローなグルーヴで、何の曲やろと思ってたところに「2丁目の吉田さんの」と来たもんやから、会場笑いが出てました。でも2曲ともいいアレンジでした。

幸せな時間をありがとうございました。

ちなみに、8曲目 "Your Favorite Things" と 10曲目 "南国調絨毯" の間に "Happy Day" という曲をやってくれましたが、おそらく未発表ではないかと。支離滅裂系の歌詞ではなく、ストレートで分かりやすい歌詞で、スローないい曲でした。いつか出るのかな。

Set List

  1. 素直
  2. 結婚しました
  3. Passing
  4. Reebok
  5. 目の下
  6. うつむき
  7. 夕日
  8. Your Favorite Things
  9. HAPPY DAY
  10. 南国調絨毯
  11. Movie Lights
  12. Pool
  13. ぼちぼち銀河
  14. 旅行
  15. 後悔
  16. 白い椅子
  17. Side Step
  18. Synergy
  19. 雑感
アンコール(1)

  1. ワンコロメーター

アンコール(2)

  1. ワンコロメーター


  • 柴田聡子 : Vocal, Guitar
  • 岡田拓郎 : Guitar
  • まきやまはる菜 : Bass
  • 浜公氣 : Drums
  • 谷口雄 : Keybord
  • Maika Loubté : Chorus, Synthesizer


2026/7/7(火) 19:00〜22:30 at BIGCAT (大阪心斎橋) ¥6,000

2026年7月4日土曜日

Check "E" / King Sunny Adé and His African Beats (1981)

King Sunny Adé の名前を初めて聞いたのは、大学の頃だったでしょうか。1980年代の初めの頃。
Chris Blackwell のアイランド・レコードと契約したのが1982年だそうですので、まさに、世界に紹介され始めの頃だったんですね。
このアルバムは、アイランドと契約する直前の1981年に出ています。ナイジェリアの自身のレーベルですから、当時はほぼ手に入らなかったでしょうね。今は配信で聴けるという、なんともいい世の中になりました。

アルバムは、トーキング・ドラム奏法のイントロの "Ki Isu To Diyan" から始まります。
Adé のギター、スチール・ギター、怪しげなシンセ音、ドラム、パーカッション。
かなりゆるいのが心地よいです。
重奏的なアンサンブルというよりは、短音で勝負といった感じもいいです。

#1から10分の長尺ですが、宴などで「ずっと続く」音楽が元になっているので元々長いんですね。
LP というフォーマットに入れないといけないので、曲を短く区切っているようで、いわば LP は曲イントロダクションのオムニバスといった捉え方なのかもしれません。確かに不自然に切れている曲もあります。
1曲が長い上、基本はメドレーで、途切れなく続けていくもののようです。
その延々と続くダンスミュージックが、だんだんとグルーヴを生み出していく感じなんでしょうね。

Adé の本名は Sunday Adéníyì Adégẹyè。なんで Sunday という英語っぽい名前になっているのかは分かりませんが、"King" がつくのはヨルバ族の王家に生まれたから。といっても、父は教会のオルガン奏者、母は商人といいますから、そんなに裕福だというわけではなさそうです。今でこそナイジェリアは人口2億人超の大国ですが、当時は国全体がもっと貧しかったんだろうと思います。
学生の頃から音楽に興味を持ち、いろんな楽器を試したうえ、最終的にギターを独学で覚えたようです。
西洋にかぶれずに、ルーツに根差した音楽を現代的に解釈した姿勢は素晴らしいし、それが聴ける僕らにはありがたい存在です。


  1. Ki Isu To Diyan
  2. Omo Se Koko
  3. Kajo Jijo Olomo
  4. O-Wo-Wo Obele
  5. Odun Titun
  6. Enia Se Rere
  7. Eni Jesu We
  8. Chief George Oyedele


  • Composer, Arranger, Producer : King Sunny Adé

2026年6月27日土曜日

(((ika))) / Tempalay (2024)

AAAMYYY が参加してる曲を聴いて(何だっけなぁ?)、興味を持ちました。

2014 年結成で、アルバムは5枚目だそうです。
アートとポップの間のちょっとポップ寄りな感じでしょうか。
基本的には小原綾斗の美意識、世界観を表現してるんでしょうね。
サウンド・メイキングでメンバーの藤本夏樹と AAAMYYY が重要な役割を担っているものの、イニシアティヴは小原綾斗が握っている、そんな感じではないかと。
複数の人がよってたかって作っているフォームではないですね。
それだけに、あまりブレは感じません。

ただ、多くの人にウケるかというと、難しいでしょうね。
ハマる音楽と表現しているメディアもありますが、僕はちょっと....
それでも武道館でコンサートをできるんやから、人気はあるんでしょうね。音楽的には King Gnu に近いかと。

やはり僕としては AAAMYYY のヴォーカルが心地いいです。
澄んでいるような、少しハスキーがかかったような。
メンバー・クレジットとしては、あくまでコーラスなんですね。
僕的には、いっそのことメイン・ヴォーカルにすればいいのに、とさえ思います。


  1. (((shiki-soku-ze-kuu)))
  2. 愛憎しい
  3. 遖(あっぱれ)!!
  4. ドライブ・マイ・イデア
  5. NEHAN
  6. 預言者
  7. Room California
  8. あびばのんのん
  9. 憑依さん
  10. とん
  11. 月見うどん
  12. 湧きあがる湧きあがる、それはもう
  13. 時間がない!
  14. Booorn!!
  15. Q
  16. Superman
  17. 今世紀最大の夢
  18. Aizou'
  19. )))kuu-soku-ze-shiki(((


  • 小原綾斗:Guitar, Vocal, 作詞作曲
  • 藤本夏樹:Drums
  • AAAMYYY:Synthesizer, Chorus


2026年6月20日土曜日

Eagles Live at the Sunshine Festival in Anaheim on September 28, 1975

今年の5月に発売された "One Of These Nights" のデラックス・エディションに含まれているライブです。未発表音源だそうです。
アルバム "One Of These Nights" が1975年6月に出て、アルバムのツアーの最終がこのアナハイムですので、"One Of These Nights" が一番ホットな状態だったでしょうね。

ライブですが、うますぎてスタジオ録音なみの演奏ですので、新たな驚きはありませんが、ライブならではのグルーヴがありノリがいい。
また、ライブでの定番 Chuck Berry の "Carol" のカバーが聴けるのもいいですね。初公開だそうです。
"Take It Easy" で始まり、ハードな曲、ソフトな曲を織り交ぜながら、4枚のアルバムからベスト・ソングを演奏していて、聴いていて心地よいです。

メンバーの Bernie Leadon はこの年の暮れにバンドを脱退し、このライブが最後のパフォーマンスとなりました。Bernie Leadon はバンジョーの名手として知られ、Eagles のカントリーサイドを支えたギタリストですが、3枚目の "On the Border" からギターに Don Felder を迎え、Bill Szymczyk をプロデューサーにして、バンドはハード色を強めていきます。この流れは Glenn Frey と Don Henley の主導であったことが知られています。
そして、このライブにもアンコールでゲスト参加している Joe Walsh が参加、ますますハード色が決定的となり、Eagles に Bernie Leadon の居場所は無くなりました。
そういう意味で、このライブは、カントリー・ロックからハードなロックバンドへ変容していくバンドの過渡期を捉えた貴重なものだと言えます。

"Sunshine Festival" は、Linda Ronstadt と Jackson Browne と Eagles の3者がメインアクトで、順番に演奏したもののようです。誰がどの順番でやったのか、Linda Ronstadt と Jackson Browne が何曲演奏したのかは分かりません。オープニング・アクトはジャマイカのレゲエ・バンド "Toots and the Maytals" が務めています。(Linda Ronstadt、Jackson Browne、Toots and the Maytals の名前は Glenn Frey による M.C. でも出てきます。)
ロサンジェルス・エンジェルスの本拠地アナハイム・スタジアムに5万5千人を集めたコンサートは、午後に開かれたようで、その名の通りサンシャインの下でのものになりました。

全16曲。後半3曲はアンコールです。最後の "The Best Of My Love" では作曲者である J.D. Souther も参加しています。
完璧な演奏に、9月の陽気、70年代を代表する名曲、西海岸の若者文化、最高のライブですね。
なお、ライブの様子や資料は Randy Meisner がまとめてくれています。https://randymeisnerretrospective.com/concert-archive/eagles-sunshine-festival-anaheim-ca-september-28th-1975/

Eagles といえば思い出すのが、テレビで観た漁師のおじさんです。網の手入れをしながら Eagles を聴いてました。「Eagles 好きやねん」と。漁師の年齢と Eagles のギャップに驚きましたが、海の青さや強い日差し、おじさんの焼けた髪や海辺の風と Eagles が絶妙に合うなと思いました。

  1. Take It Easy [from "Eagles"]
  2. Outlaw Man [David Blue cover from "Desperado"]
  3. Doolin-Dalton [from "Desperado"]
  4. Desperado [from "Desperado"]
  5. One of These Nights [from "One of These Nights]
  6. Ol’ 55 [Tom Waits cover from "On the Border"]
  7. Lyin’ Eyes [from "One of These Nights]
  8. Take It to the Limit [from "One of These Nights]
  9. Blackberry Blossom [Traditional cover]
  10. Midnight Flyer [Paul Craft cover from "On the Border"]
  11. Already Gone [Robb Strandlund cover from "On the Border"]
  12. Too Many Hands [from "One of These Nights]
  13. James Dean [from "On the Border"]
  14. Witchy Woman [from "Eagles"]
  15. Rocky Mountain Way [by Joe Walsh]
  16. Carol [Chuck Berry cover]
  17. The Best of My Love [with J.D. Souther from "On the Border"]


  • Guitar : Glenn Frey
  • Drums : Don Henley
  • Guitar, Mandolin : Bernie Leadon
  • Guitar : Don Felder
  • Bass : Randy Meisner


2026年6月15日月曜日

aero / はしメロ (2026)

まったくノーマークでしたが、ある時 #9 "ヨロヨロ (feat.7co)" を聴いたのがきっかけで、さっそく2月に出たファースト・アルバムを聴いてみました。

"ヨロヨロ (feat.7co)" のイメージとは違い、最初からハイスピードのハイパー・ポップの連続に驚きました。
アニメじゃん、て感じ。
その通りで、アニメ主題歌も多く入ってます。
だいたい「はしメロ」って何よ。それ自体ほぼキャラクターの名前やん。

ちょっと食傷気味にアルバムを聴いてってると、真ん中あたりからちょっとペースダウンして、期待してたような曲も多くなってきて、終盤にまたスピードアップするという構成でした。

ベスト・トラックは、やはり 7co との共作の "ヨロヨロ" です。
"ヨロヨロ" とは "You Only Live Once" の "YOLO YOLO" で、意外と意味深い。
いい曲やなあ、と思ったのは #20 "YOKAZE replay"。初期の曲のようですが、メロディが素晴らしい。さすが名前に "メロ" が入ってるくらい。

メロディがいいのは #14 "routine" もですが、曲的に感心したのは、#3 "ときはなて!" です。
僕の苦手としているアニメ調の曲ですが、「愛はノット・テクノロジー」のサビ・パートがやたらキャッチーで、それ以上に「イチ・ニー・サン」の3拍子を4回繰り返して、最後「イチ・ニー・サン・スー」で締めくくるパートがスゲーなぁ、と感心しました。3×4=12で4の倍数。そんなのをポップ・ソングにぶっ込んでくる?

"en-en"、"みらみら"、"がなかむ" などの独特の音色を持ったタイトルと歌詞も魅力ですね。
#6 "メリみ" は Marry me からきているそうで、国際ロマンス詐欺まがいの、言葉コミュニケーションがうまくいかないピュア・ラブがテーマ(だと思う)。独特ですよね。

アルバムのピークは #15 "トリキの系列です" 〜 #16 "渋谷のオナゴ気が強い" だと思います。
トリキでの接客対応(多分外国人)を曲にして、シングルで出すってどういうことよ。ピアノ・イントロからの「トリキの系列です。今日満席です。今からでもいけますです。土日祝isぱんぱん、はよゴーガラゴー。まあまあゴーて誰やねんもー」のループが全く心地良い。ハウスかな。
「渋谷のオナゴ気が強い。袖ない」初め何言うてるのか分かりませんでした。

2021年から出してきたシングル曲をずらっと並べて26曲。feat. seekx の2曲が入ってないのは何の具合か。発表順に並べてみましたが、編曲者以外は流れがつかめませんでした。


  • 2020/5/8 浴す MV
  • 2021/5/21 ナイナイラブ- album version [編曲:maeshima soshi]
  • 2021/12/29 YOKAZE replay [編曲:WICSTONE]
  • 2022/1/19 みらみら [編曲:KidMollin]
  • 2022/2/24 routine [編曲:chillingcat]
  • 2023/4/26 メリみ [編曲:Diz]
  • 2023/5/31 mine [編曲:Origamibeats]
  • 2023/6/14 わるいゆめ [編曲:Diz]
  • 2023/7/23 がなかむ [編曲:Black Rose Beatz]
  • 2023/10/4 テイクアウト [編曲:knoak]
  • 2024/3/27 サイキック [編曲:Omamurin]
  • 2024/6/7 安泰 [編曲:山本匠]
  • 2024/7/5 パレット [編曲:MIMiNARI] テレビドラマ「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」オープニング主題歌
  • 2024/8/14 渋谷のオナゴ気が強い [編曲:illdo]
  • 2024/8/21 tan tan tan [編曲:ELYSIAN]
  • 2024/8/28 en-en [編曲:illdo]
  • 2024/10/4 かわいいkm [編曲:MIMiNARI] CANMAKE TOKYO「メタルックマスカラ」タイアップソング
  • 2024/11/24 トリキの系列です [編曲:Sippy Blu]
  • 2025/3/26 f=ma [編曲:seekx]
  • 2025/5/21 ヨロヨロ (feat. 7co) [作詞:はしメロ、芦田菜名子 / 作曲:はしメロ、RYUJA、芦田菜名子 / 編曲:RYUJA]
  • 2025/6/18 yosumi [編曲:⌘ハイノミ] テレビドラマ「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる 2nd Stage」オープニング主題歌
  • 2025/6/27 ときはなて! [ 編曲:⌘ハイノミ] テレビアニメ「ウィッチウォッチ」第2クールオープニングテーマ
  • 2025/8/27 サッカリン (feat. seekx)
  • 2025/9/26 百面相 [編曲:⌘ハイノミ] テレビアニメ「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」のオープニングテーマ
  • 2025/12/24 da di do (feat. seekx)
  • 2026/1/21 ひめすぎる [編曲:MIMiNARI]
  • 2026/2/25 ブルーシャドウにのっかって [編曲:MEG.ME、Louis]
  • 2026/3/18 meter [編曲:石田勇喜]
  • 2026/4/19 浴す [編曲:石田勇喜]


  1. サイキック
  2. ブルーシャドウにのっかって
  3. ときはなて!
  4. meter
  5. わるいゆめ
  6. メリみ
  7. 百面相
  8. かわいいkm
  9. パレット
  10. ナイナイラブ - album version
  11. みらみら
  12. がなかむ
  13. en-en
  14. routine
  15. トリキの系列です
  16. 渋谷のオナゴ気が強い
  17. tan tan tan
  18. mine
  19. ヨロヨロ (feat.7co)
    • 作詞:はしメロ、芦田菜名子
    • 作曲:はしメロ、RYUJA、芦田菜名子
    • 編曲:RYUJA
  20. YOKAZE replay
  21. f=ma
  22. yosumi
  23. テイクアウト
  24. ひめすぎる
  25. 安泰
  26. 浴す

  • 作詞・作曲:はしメロ (#19以外)


2026年6月8日月曜日

Frames / 挾間美帆, Danish Radio Big Band (2026)

Danish Radio Big Band (DRBD) の60周年を祝うアルバムだそうです。
DRBD は1964年に設立されましたので、2024年に60周年になります。ちょうど還暦。
ちなみに1964年は、東京オリンピックの年で、The Beatles がアメリカ上陸を果たした年です。一般家庭では白黒テレビの時代ですよね。

ご存知の通り、挾間美帆は2019年から DRBD の主席指揮者を務めています。
このアルバムは全曲挾間美帆の作曲ですが、DRBD の歴史と歴代主席指揮者の遺産を反映しているようです。
歴代主席指揮者には錚々たるメンバーが名を連ねています。

  • Palle Mikkelborg (70年代, 80年代)
  • Thad Jones (70年代)
  • Bob Brookmeyer (90年代)
  • Jim McNeely (90年代〜2000年代)

彼らの作風を曲に取り入れたとのこと。
挾間美帆も勉強熱心だなと思いますが、このチャレンジは DRBD なくしては成し得なかったものですので、このアルバムでの DRBD は演奏者・共演者としてだけではなく、インスピレーションの源という意味で、共作者の位置付けだと思います。

挾間美帆自身、次のようなことを言っています。

  • #1 曲の始まり方と、浮遊するベースラインの上にメロディーが乗るテーマの構造は Bob Brookmeyer からヒント。和音は Jim McNeely を意識。
  • #2 初めてアメリカから招聘された指揮者の Ray Pitts の長いロンド曲にインスパイアされた。途中の音の重ね方は Jim の影響。
  • #3 Thad Jones と Bob Brookmeyer の斬新な和音を取り入れた。
  • #4 初代指揮者の Ib Glindemann が George Russell の曲を指揮する映像にインスパイアされた。
  • #5 Palle Mikkelborg の "Palle" の5文字を音階にした。
  • #6 80年代から90年代の指揮者/ピアニスト Ole Kock Hansen に捧げ、ピアニストなしでは成立しない音楽を意識。

("Jaz.In Vo.031")

ちなみに、Palle Mikkelborg は晩年の Miles と1989年の "Aura" を作っていますが、このメインテーマは "MILESDAVIS" という10文字を音階にしたもののようです。どうやって音階にしたのかはさっぱり分かりませんが。なので、#5は "Aura II" なんですね。
また、彼女の大学の恩師でもある Jim McNeely は #3 "LuLu" を作曲中に亡くなりました。彼への鎮魂の思いを込めた曲になったようです。

なお、このアルバムの発表を記念して、日本ツアーを行うそうです。前回2023年の日本ツアーの時は、m_unit でしたが、今年は DRBD のコンサートになりそうで、楽しみです。

  1. And the Door Unsealed
    • Feature : Karl-Martin Almqvist (sax)
  2. Rondo
  3. LuLu
  4. The Pioneer’s Quest
  5. Aura II
  6. The First Notes

  • Trumpet : Dave Vreuls, Ari Bragi Karason, Thomas Kjærgaard, Mads La Cour, Gidon Nunes Vaz
  • Trombone, Bass Trombone, Tuba : Peter Dahlgren, Petter Hängsel, Annette Saxe, Gustaf Wiklund, Jakob Munck Mortensen
  • Saxophone, Woodwind :  Peter Fuglsang, Nicolai Schultz, Hans Ulrik, Karl-Martin Almqvist, Frederick Menzies
  • Piano : Artur Tuźnik
  • Guitar : Per Gade
  • Bass : Kaspar Vadsholt
  • Drums : Søren Frost

  • All Songs composed by 挾間美帆
  • 指揮:挾間美帆
  • 演奏:Danish Radio Big Band
  • 録音:2025年11月18日~21日 at The Village Studios, Copenhagen


2026年6月1日月曜日

ランプ幻想 / Lamp (2008)

Lamp はギターの染谷大陽に男女のヴォーカル永井祐介と榊原香保里という、ちょっと変わった編成のバンド?です。
染谷大陽と永井祐介は高校時代のフォークサークルの先輩後輩で、榊原香保里は大学時代の知り合いの紹介だそうです。

「ランプ幻想」は彼らの4枚目のオリジナルアルバムになります。
本人ら曰く、この頃になると音楽で生活していくのを諦めたらしいです。
確かに売れてませんもんね。
このアルバムも売れませんでした。
「こんな暗いアルバム、誰が買うんだろう」と。

僕も Lamp というバンド自体、つい最近名前を初めて聞いたと思います。
ただ最近、海外SNSなんかでバズって、世の中に名前が広まった感があるみたいですね。僕は知りませんけど。

で、何の前情報もなく聴いてみたんですが、一言で言うとフォーク・リバイバルですね。
そこにちょっとボサノバが入っているような。
僕が小さい頃、ニュー・ミュージックというのが流行りましたが、そのちょっと前、フォークが流行ったと思うんです。その時代のフォークはプロテストソングが多かったように思いますが、そうではなくて、ハーモニー、コーラスワークで聴かせるようなタイプのフォーク。
ストリングス、ホーン、フルートなんかも入って、結構凝っているようですが、ゆっくりとした曲調と、ローファイな録音が、あまりそれを感じさせません。
榊原香保里のヴォーカルの醸し出す感じがいいですね。


  1. 儚き春の一幕
  2. 密やかに
  3. 夕暮れ
  4. 雨降る夜の向こう
  5. ゆめうつつ
  6. 白昼夢
  7. 日本少年の夏
  8. 二十歳の恋
  9. 冬の影は哀しみ
  10. エンド・オブ・ア・ホリデヰ
  11. ア・サマア・バケイション


  • Classical Guitar, Electric Guitar, Organ, Triangle, Marimba, Xylophone, Piano : 染谷大陽
  • Lead Vocals, Piano, Shaker, Guitar, Bass, Percussion : 永井祐介
  • Lead Vocals, Flute, Marimba, Xylophone, Piano, Accordion : 榊原香保里
  • Bass : 田中啓介 (#1, 4, 8)
  • Drums : 榊原大祐, 佐々木俊之 (#1, 4, 8)
  • Glockenspiel, Percussion : 尾方伯郎 (#1, 4, 8, 11)
  • Violin : 山本理紗 (#1 to 4, 8 to 10), 織田百合名 (#1 to 4, 8 to 10)
  • Viola : 佐藤祐子 (#1 to 4, 8 to 10)
  • Cello : 相中彩 (#1 to 4, 8 to 10)
  • Clarinet, Saxophone : 武嶋聡 (#1, 3)
  • Saxophone : 荒木真 (#3)
  • Trombone : 根岸昌平 (#1, 3)
  • Trumpet : 井田安彦 (#3)


  • Arranged and Produce by Lamp