僕はほぼ Return to Forever は聞いてませんので、Lenny White も当然聞いたことがありません。
このアルバムは、そういう意味で、彼が通ってきたジャズの道からは外れるものです。
Return to Forever のようなフュージョンを大きく通り越して、純粋なR&Bあるいはファンクのジャンルになるでしょう。
若干、Stanley Clarke に通ずるフュージョン・ファンク的な感じもありますが。
Lenny White は Jack DeJohnette と同時に若くして Bitches Brew に起用されたドラマーです。
同じく Miles のバンドにいた Herbie Hancock もフュージョンを経て、R&B の世界に入っていきましたので、Miles の見えざる影響力の一つのコースなのかもしれません。
曲はほヴォーカルもので、Earth, Wind & Fire のようにブラスが効果的に使われるきらびやかなサウンドです。
シングル・ヒットしたのは "Peanut Butter" ですが、僕はタイトル曲が一番好きです。ピアノ・ソロの導入が意表をついてます。
ラストの "Tropical Nights" だけがインストゥルメンタル曲で、メタリックなギターが聴ける、典型的なフュージョン曲になってます。
- Citi Dancin' [Lenny White]
- Take Me or Leave Me [Eddie Martinez]
- Best of Friends [Lenny White, Danall Miller]
- Peanut Butter [Donald Blackmon]
- Betta [Barry Johnson]
- Morning Sunrise [Donald Blackmon]
- Oh Sylvie [Denzil Miller, Valmon Burke]
- Tropical Nights [Lenny White]
- Lenny White Drums, Percussion, Synthesizer
- Barry Johnson Bass
- Eddie Martinez Guitar
- Nick Moroch Guitar, Glockenspiel
- Denzil Miller Keyboards
- Skip Anderson keyboards
- Don Blackman Clavinet, Electric Piano, Organ, Piano, Synthesizer
- Paulinho Da Costa Percussion
- Produced by Lenny White and Larry Dunn
- Executive Producer Don Mizell
- Recorded at the Indigo Ranch, Malibu, May - June 1979
0 件のコメント:
コメントを投稿