今まで Vince Mendoza は全く知りませんでしたし、もちろん聴いたことはありませんでした。 NHK FM の挾間美帆の番組で特集してて初めて知りました。 そういう意味では、この番組は僕の知らない世界の扉を開けてくれる貴重な存在です。
Vince Mendoza は僕より5歳年上なので、けっこうなおっさんです。 その分経歴は長く、90年代初頭から音楽業界で職を得ています。 最初はテレビの仕事だったみたいです。 程なくビッグバンドと仕事をするようになり、グラミーにもノミネートされるようになります。 Gary Burton, Pat Metheny, Michael Brecker らに曲を提供したり、Björk, Chaka Khan, Elvis Costello, Robert Glasper, Sting, Herbie Hancock, Joni Mitchell らのレコーディングで編曲してるみたいですから、僕も何かには触れたことがあるかもしれません。
このアルバムは、全曲彼の作・編曲で、The WDR Big Band が演奏しています。 WDR というのは Westdeutscher Rundfunk の略で、英語にすると "West German Broadcasting"。Cologne はケルンですので、「西ドイツケルンのラジオ放送曲ビッグバンド」ということになります。 ヨーロッパではこんな風にラジオ放送局がジャズのビッグバンドを持つという文化があるんですね。 これも最近知りました。 Bob Mintzer が主席指揮者ですが、Vince Mendoza が作曲と指揮に関わっています。
Trombone – Andy Hunter, Ludwig Nuss, Shannon Barnett
Bass Trombone, Tuba – Mattis Cederberg
Producer – Lucas Schmid, Vince Mendoza
Executive-Producer – Joachim Becker
Recorded live in concert November 21st, 2014 at the Philharmonie, Köln, Germany; except track 7 recorded live in concert November 22nd, 2014 at the Philharmonie, Essen, Germany
この頃の Madness はノッてましたよね。 3rd. アルバム "7" ~ "Rise & Fall" ~このアルバムあたりは完璧でしょう。 "It Must Be Love"、"Tomorrow's (Just Another Day)"、"Our House"、このアルバムの "The Sun and the Rain"、"Prospects"、"One Better Day"、"Michael Caine" と名曲ぞろいです。
オリジナル。アルバムは12曲入りですが、イギリスのバンドらしく、シングルは別になっています。前後のシングル "Wings Of A Dove" や "The Sun And The Rain" やその12" Mix などがボーナスとして入ったこのアルバムは最強でしょう。
アリスタ時代の Aretha を悪く言う人もいます。 事実、売れんがためのくだらないポップスも多くあります。 しかし、Aretha Franklin はアリスタで第2期黄金時代を築いたのも確かです。
アリスタ時代の Aretha は一通り聴きましたが、一番いいのはこのアルバムですね。 Clive Davis は売れためには何でもする男ですが、彼が今回 Aretha にぶつけたのは Luther Vandross。前年にソロ・デビューし、"Never Too Much" をヒットさせていました。 彼はプロデュースするにあたり、彼のチーム Marcus Miller と Nat Adderley Jr. を連れてきましたが、このチームがこのアルバムでは当たりました。 Miller の脅威的なベースもすごいですが、当時で言う”コンテンポラリー”なサウンドが素晴らしい。
ソウル・クイーンから、ブラック・コンテンポラリー・シンガーへの脱皮ですね。
ヒット曲 "Jump to It" が生まれ、R&B チャートではNo.1になりました。その名の通りのジャンプ・ナンバーです。 アルバムがヒットしたのも、この曲のリードのおかげでしょう。 昔のような鞠のような弾力のあるヴォーカルは聴けませんが、包容力のある広い声はさすがです。
Luther Vandross チームがいい仕事をする中、Aretha はなんとか自作の曲 "I Wanna Make It Up to You" を捩じ込むのに成功したようです。でも、これも悪くない。Four Tops の Levi Stubbs とのデュエットです。
ヒットに気を良くした Aretha と Clive は二番煎じで、自作 "Get It Right" も作ります。同じようなメンバーで、ジャケットまで同じテイストで。これも悪くないのですが、前作ほどは売れませんでした。
Jump to It[Luther Vandross, Marcus Miller]
Love Me Right[Vandross]
If She Don't Want Your Lovin'[Sam Dees]
This Is for Real[Vandross]
(It's Just) Your Love[Vandross, Miller]
I Wanna Make It Up to You[Aretha Franklin]
It's Your Thing[O'Kelly Isley, Ronald Isley, Rudolph Isley]
最初の Introduction で "12 young men" と紹介してて、そんなにいるのかと思いましたが、ホーンセクションが7人、ギター2本とベース、ドラムス、James Brown で確かに12人になります。ジャケットでは10人しか写ってませんが。 これだけホーンセクションを厚くしなければならなかったのかはよく分かりませんが、トランペット3本、サックスが、アルト1本、テナー2本、そして Fred Wesley のトロンボーンです。 サックスには Maceo Parker が帰ってきました。
The J.B.'s は旧バンドメンバーが賃金ストライキを起こした結果生まれたと言われています。新たにメンバーを入れ替えたんですね。そこで加入したのが、Collins 兄弟。その後、Fred Wesley が復帰するに伴って、Collins 兄弟は抜けますが、このアルバムは Collins 脱退後のバンドメンバーによるものです。
記録映像によると、James Brown はとにかくバンドメンバーに評判が悪い。給料はケチる、絶対服従を強い、こき使う。Fred Wesley も Maceo Parker も悪口しか言ってません。 でもなぜ Wesley は復帰したんでしょうね。 酷い扱いを受けても、それでもビッグビジネスを回している Brown に引き寄せられたのか、やはり Brown の音楽性に惹かれたのか。
このアルバムは、J.B.'s 名義になってますが、全曲 Brown 作曲。(もしかしたらメンバーの作曲への貢献があってもクレジットしてもらえなかったのかも) ヴォーカル曲は James Brown 節全開ですが、インスト曲、あるいはインスト部分は結構オリジナリティがあり、だいぶジャズフレーバーが効いてます。この辺りは Wesley のリーダーシップなんでしょうか。 帰って来た Maceo Parker もフルートを吹いています。
全8曲ですが、うち2曲は、ラストの曲 "You Can Have Watergate Just Gimme Some Bucks And I'll Be Straight" のインタールード曲で、 Introduction も最初に入っているので、実質5曲。(ちなみにウォーターゲート事件は1972年) Collins 兄弟いなくても、全盛期に近い James Brown にとっては関係なし。同じ年には、"The Payback" を出しています。 1拍目ファンクと、カッティングギターとベースの永遠に続くリフの繰り返しは、P-Funk の原型なんでしょうね。
全体的に Good!
Introduction To The J.B.'s
Doing It To Death - Part 1 & 2
You Can Have Watergate Just Gimme Some Bucks And I'll Be Straight
More Peas
La Di Da La Di Day
You Can Have Watergate Just Gimme Some Bucks And I'll Be Straight
Sucker
You Can Have Watergate Just Gimme Some Bucks And I'll Be Straight