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2018年3月4日日曜日

Celia & Johnny / Celia Cruz, Johnny Pacheco (1974)

Johnny Pacheco が副社長をつとめていた Fania レコードは、新レーベル Vaya を立ち上げて、実力ラテン歌手 Celia Cruz の獲得に成功します。
Celia Cruz は Fania に加わることにより、新たにサルサ・ムーブメントの中心に躍り出ることができました。

タイトルは、デュエットかのようですが、ベテランと新興がガッツリ手を組んで、これからのラテン音楽界を盛り上げて行きまっせ、という決意の表れですし、そういう意味のジャケット での硬い握手なんですね。

音楽的には、Johnny Pacheco 楽団の奏でる、軽快かつエネルギッシュなサルサ・サウンドと、Celia Cruz のベテランの味が見事に融合しています。
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70年代前半の、Fania が最も輝いていた時代を反映した傑作です。

2025年12月7日日曜日

Live at Yankee Stadium / Fania All Stars (1975)

1973年のライブです。
N.Y. サルサですので、本場 N.Y.。
Fania が一番盛り上がったのが70年代前半ですので、Yankee Stadium は大興奮だったことでしょう。

8月の暑い夜に4万人が集まりました。
ただ話によると、観衆が傾れ込んでライブ自体は30分程度で打ち切られたと言います。
グランドにアリーナ席は設けられてなかったでしょうから、スタンドからだと遠いですしね。
プエルト・リコで11月に、同じフォーマットでライブを行いますが、実はこのアルバムはプエルト・リコでのライブと混合です。
クレジットに表記されていないし、ちゃんと聴き比べてないんで正確には分かりませんが、半分くらいはプエルト・リコとちゃうかな。
それを堂々と "Live at Yankee Stadium" と言い切ってしまうあたり、サルサのいかがわしさが垣間見れますね。

プエルト・リコのライブは、それ単独でも聴くことができます。こちらも素晴らしいライブ・アルバムです。
ビデオもありますが、こちらも N.Y. とプエルト・リコの混合。ライブ開始の時に一人一人が入場してくるあたり、やっぱオール・スター・グループですね。

それにしても、Fania All Stars 自体はレーベル所属アーティストの混成集合体のはずですが、この一体感は何でしょう。
いくつかの素晴らしいライブ・アルバムを残してくれていますが、どれも水準が高く、歴史的名演奏ばかりです。
それぞれの技量が高く、主催者の Johnny Pacheco が素晴らしい力でまとめているのはもちろんですが、多くのメンバーが絶頂期にあったことと、サルサのグルーブを完全に共有していることが大きいんじゃないかな。

ライブのハイライトの一つは、#5 "MI GENTE"、LP だと Vol.1 の B 面最後になります。
これはプエルト・リコでのものになりますが、Hector Lavoe の若々しいヴォーカルが効いた Johnny Pacheco の曲ですが、Hector のノリがすごい。ビデオでは、途中でジャケットを脱いで、終盤のコール&レスポンス(コロ&カンタ)は大盛り上がりです。


  1. Que Rico Suena Mi Tambor
    • Vocals : Ismael Miranda
    • Written by Ismael Miranda
    • Arranged by Bobby Valentin
    • Timbales : Nicky Marrero
  2. Soy Guajiro
    • Vocals : Santos Colon
    • Written by Ismael Miranda
    • Arranged by Bobby Valentin
    • Tres : Yomo Toro
  3. Diosa Del Ritmo
    • Vocals : Celia Cruz
    • Written by Johnny Pacheco
    • Arranged by Bobby Valentin, Johnny Pacheco
  4. Pueblo Latino
    • Vocals : Pete "Conde" Rodriguez
    • Written by C. Curet Alonso
  5. Mi Gente
    • Vocals : Hector Lavoe
    • Written by Johnny Pacheco
    • Arranged by Bobby Valentin, Johnny Pacheco
  6. Hermandad Fania
    • Vocals : Bobby Cruz
    • Written by Bobby Cruz, Ricardo Ray
    • Arranged by Ricardo Ray & Bobby Cruz
    • Piano : Ricardo Ray
    • Timbales : Nicky Marrero
  7. Bemba Colorá
    • Vocals : Celia Cruz
    • Written by José Claro Fumero
    • Arranged by Bobby Valentin
  8. Mi Debilidad
    • Vocals : Ismael Quintana
    • Written by Ismael Quintana
    • Arranged by Bobby Valentin
  9. Echate Pa'llá
    • Vocals : Justo Betancourt
    • Written by Johnny Pacheco
    • Arranged by Bobby Valentin, Johnny Pacheco
    • Tres : Yomo Toro
  10. Congo Bongo
    • Vocals : Cheo Feliciano, Hector Lavoe
    • Written by Heny Alvarez, Larry Harlow
    • Saxophone : Manu Dibango


  • Bass : Bobby Valentin
  • Bongos, Percussion : Roberto Roena
  • Conductor, Percussion : Johnny Pacheco
  • Congas : Ray Barretto, Mongo Santamaria
  • Cuatro : Yomo Toro
  • Piano : Larry Harlow
  • Timbales : Nicky Marrero
  • Trombone : Barry Rogers, Lewis Kahn, Willie Colón
  • Trumpet : Luis "Perico" Ortíz, Ray Maldonado, Roberto Rodríguez, Victor Paz
  • Recording Director : Johnny Pacheco
  • Producer : Jerry Masucci, Larry Harlow


Recorded Live at Yankee Stadium in New York on August 23, 1973
Recorded Live at Coliseo Roberto Clemente Stadium in San Juan, Puerto Rico on November 13, 1973


2014年9月28日日曜日

Algo Especial Para Recordar / Celia Cruz & Tito Puente

カストロ革命後にキューバからニュー・ヨークに移住したCelia Cruzが、Tito Puenteと組んだ最後のアルバム。キューバ・ネイティブな歌唱力は他のサルサ・ミュージシャンとは一味違います。
allmusic.com

2025年5月14日水曜日

Esto Sí Es Lo Mío / Ismael Rivera y Sus Cachimbos (1978)

"This is my thing" という意味だそうです。
ラテンに特化した Tico レコードから出ていますが、Tico は1974年に Fania に買収されていますので、ディストリビュートは Fania になります。
当時 Ismael Rivera は、Fania が鳴物入りで1973年に契約を獲得した Celia Cruz に次ぐ高給だったそうです。それまでの実績がありますからね。

Ismael Rivera はプエルトリコでレンガ職人の家の長男として生まれ、靴磨きをしながらレンガ職人を目指していたそうです。音楽が好きで、親友の Rafael Antonio Cortijo とよく歌を歌っていた関係で、後に Cortijo がアメリカで結成したバンドでリードシンガーとして呼ばれます。
曲作りの才能があった彼は、作曲家としても成功します。

1987年に56歳で亡くなった彼としては、このアルバムはソロとしての後期の作品になります。
流行に乗らず、ステディなラテン・ミュージックをストレートに表現しているところに好感が持てます。
基本はサルサなんでしょうが、プエルトリコのボンバも入っているんでしょう。

サルサ界の成功したヴォーカリスト達とは明らかに一線を画したヴォーカル・スタイルは独特です。
Héctor LavoeIsmael MirandaCheo Feliciano のようなハイ・トーンではなく、ナチュラル・トーンがホントいい感じなんですよね。
このアルバムでは、彼ら Fania のスーパースターがバックを務めています。Héctor Lavoe、Rubén BladesAdalberto SantiagoNestor Sanchez。コロ、と言うのかな、コール&レスポンスの。トーンがよく合っています。

僕が Ismael Rivera を初めて聴いたのはいつの頃だったか。1975年の "Feliz Navidad" を LP で聴き、すぐに大好きになりました。何で "Feliz Navidad" を聴くことになったのかは今となっては覚えていません。

その後聴いたアルバムはどれも素晴らしいものでした。
もちろん、このアルバムも素晴らしい。


  1. Las Caras Lindas [C. Curet Alonso]
  2. Comedia [Plácido Acevedo]
  3. De Medio Lao [Javier Vazquez]
  4. A Medias No [Mario Hernandez]
  5. La Perla [C. Curet Alonso]
  6. Ella No Merece Un Llanto [Bobby Capó]
  7. Angelica [Plácido Acevedo]


  • Lead Vocals, Claves, Maracas, Produce : Ismael Rivera
  • Piano, Music Director, Arrange : Javier Vazquez
  • Coro : Adalberto Santiago, Héctor Lavoe, Nestor Sanchez, Rubén Blades
  • Bass [Bajo] : Victor Venegas