古いとか新しいとかなく、どれも Maria Schneider ワールドを形作っていました。
特に "The Thompson Fields" からの2曲は印象的でした。
故郷ミネソタの、豆とコーン畑にあるサイロや池の風景を音楽にしたように言ってました(そう聞こえました)が、その風景が目の前に広がるようでした。
風景や思いを音楽で表現できるって、ほんと素晴らしいな、と思いました。
最新曲 "American Crow" では、エコー・チェンバーを憂い、そうではなかった時代を懐かしんでいるようで、トランペットのソロが気高く、最高でした。
サックス・セクション5人、トロンボーン・セクション4人、トランペット・セクション4人、それにリズム・セクションで、ドラムス、ベース、ギター、アコーディオン、ピアノ各1人ずつの18人編成+指揮。
そのアンサンブルや、素晴らしい。
ホーン・セクションはキレがよく、グッと気持ちを高揚させてくれるし、柔らかい音色の時は包み込まれるような感触にもなるし、自由自在にバンドを楽譜で操っているのが感じられました。
サックス・セクションはフルートも吹いてましたし、バリトン系では見たことのない楽器も吹いてました。バスクラもあったかな。
特徴的なのはアコーディオンでしょうか。アメリカ的な感じがしますね。意外と重要な役割を担っていました。
ベース・トロンボーンもフリューゲル・ホーンも吹いてたなあ。
18人もいて、経済的に成り立つのか心配してしまいますが、やはりジャズの発祥の国アメリカでは、コンサートをかなりの頻度でやれる環境があるようで、大衆音楽文化の深みが違うんでしょうね。
きっちり曲を構成しながらも、ソロではインプロビゼーションを重視するところがジャズなのかな。楽器構成もジャズやし。でもライブというよりはコンサートやね。
幸せな2時間でした。
- Steve Wilson : alto saxophone
- Dave Pietro : alto saxophone
- Rich Perry : tenor saxophone
- Donny McCaslin : tenor saxophone
- Scott Robinson : baritone saxophone
- Greg Gisbert : trumpet
- Michael Dudley Jr. : trumpet
- Nadje Noordhuis : trumpet
- Mike Rodriguez : trumpet
- Keith O'Quinn : trombone
- Ryan Keberle : trombone
- Evan Amoroso : trombone
- George Flynn : trombone
- Julien Labro : accordion
- Jeff Miles : electric guitar
- Gary Versace : piano
- ay Anderson : bass
- Jonathan Blake : drums

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