2018年8月27日月曜日

愛をあるだけ、すべて / KIRINJI (2018)

KIRINJI を聴いたのはほぼ初めて。
兄弟でやっているという程度の認識しかありませんでしたが、このポップ・サウンドは非常にクオリティが高いのに驚きました。しかも、今は兄弟でもない。

「大人の上質なポップ・ミュージック」。そんな感じです。
若干、歳をとってしまったことへの後悔なんかも歌詞に織り交ぜたりしてますが、歌詞がもっと良ければもっといいんでしょうね。

"AIの逃避行" なんか、シンセが効いててとても惹かれます。
一番気になるのが "After the Party"。酔っぱらった夜中に放り出されて住宅街に独りぼっちな感じが、めちゃくちゃ共感しますが、これがまた女性ボーカルで、女性の目線なのが悲しすぎなくていいです。

2018年8月11日土曜日

Machito at the Crescendo / Machito (1961)

The Crescendo は Gene Norman によって経営された Hollywood Sunset Boulevard のNight Club、1954-1964なので今はありません。

ノリのいいアフロ・キューバン・ジャズやお得意のマンボだけでなく、スローな曲や、サルサの原型のようないい曲もあります。
スタジオでの録音より、こういった時代のミュージシャンは本物ですから、ライブのクオリティでも変わらないんでしょうね。

ライブ感 Good です。食事の音とかが入ってるのが、クラブの感じがよく出てます。

2018年7月6日金曜日

Musical Massage / Leon Ware (1976)

Marvin Gaye の同年の名盤 "I want you" の裏版ともいうべきアルバム。
Leon Ware の "I want you" を聴いた Marvin Gaye が気に入ったため、Marvin Gaye に曲を提供し、さらにアルバム全体のプロデュースも Leon Ware が行っています。
楽曲提供の代償として Motown からソロ・アルバム製作の許可をもらい、同じフォーマットで残りの曲をレコーディングしたのが、この "Musical Massage" です。Ray Parker, Jr. , Chuck Rainey, David T. Walker らのバック陣もほぼ同じで、フィーリングも空気感も "I want you" を踏襲しています。

Leon Ware の "I want you" も聴いてみたいところですが、おそらく Marvin Gaye の方が何倍もいいでしょう。それだけ Marvin Gaye のヴォーカルは超絶だと思います。そういう意味でやはり、"I want you" を提供したことは、"I want you" という曲にとっても良かったですし、名声を高められたということは Leon Ware にとっても良かったのではないかと思います。

Quincy Jones と以前に一緒にやった "Body Heat"、 Minnie Riperton がいいテイストを出している "Instant Love" やボーナストラックの ”Comfort” ("I want you" アルバムに提供した "Come Live With Me, Angel")、Bobby Womack がバッキングで参加しているタイトル曲と "Holiday"(Marvin Gaye 自身も参加)と、贅沢なゲスト陣という面でも楽しめます。

2018年6月24日日曜日

卒業と、それまでのうとうと / 泉まくら (2012)

ラップ、というより、ポップ。確かにラップなのですが。

アルバムタイトルにあるように、「卒業」というキーワードがチラホラします。大人になりきっていないのに、大人だと言われる気分とそれまでの学生生活。

秀逸なのは #2 "sen-sei!" 。なんでヤギ!? なんで鼓!?

アルバムは5曲の新曲と、そのリミックス5曲が同じ順番で並んでいる、特殊な構成です。

2018年6月18日月曜日

Modern Times / Bob Dylan (2006)

2000年代以降の Dylan は、カントリー、シャッフル、ブルーズ、ジャズなどのルーツ・ミュージックを自在にミックスした、オリジナルの音楽を作り出しており、味があって好きです。

特に、スローな曲がいいですね。
このアルバムでも、スチール・ギターの音色が耳に残る "When the Deal Goes Down"、イントロのピアノが美しい "Workingman's Blues #2"、渋いボーカル "Nettie Moore"、バイオリンが効いている "Ain't Talkin'" などのスロー・ナンバーが光っています。

2018年6月10日日曜日

Manhattan Latin / Dave Pike (1964)

ビブラフォン奏者 Dave Pike によるNYラテン。
ジャズメンが多く参加していますが、イージーリスニングのラテンミュージックです。

2018年6月5日火曜日

Extension of a Man / Donny Hathaway (1973)

彼の一番の意欲作であり、ラスト・ソロアルバムでもあります。

1曲目の "I Love the Lord; He Heard My Cry, Pts. 1 & 2" は、何とオーケストラですし、3曲目 "Flying Easy" はフォーク・ロックとも言えます。
4曲目は、エレキ・ピアノが軽快なインスト・ナンバー、5曲目は Blood Sweat & Tears のカバー。
"Extension of a Man" というタイトルに、その意欲が表れています。

なかでもやはりハイライトは、2曲目 "Someday We'll All Be Free" でしょう。
"Keep on walking tall
Hold your head up high"
スーパー・ポジティブなメッセージ・ソングです。