"More Songs About Buildings and Food" に続くサード・アルバム。
次作 "Remain in Light" への橋渡し的なアルバムと言われていますが、色彩はだいぶ違います。
"Remain in Light" はアフロ・ロックが前面に出ていますが、今作でアフロ的と言えるのは、#1 "I Zimbra" のみでしょう。その印象が強すぎるのかもしれません。
歌詞はドイツのダダイスト、Hugo Ball によるもので、ナンセンスです。Byrn は Eno から Ball を紹介されたと言います。ライブ映像 "American Utopia" の中で Ball の詩の朗読を真似していますので、音声レコードを手に入れて聴いていたのでしょう。
"I Zimbra" が "Remain in Light" への方向性を決めたのは確かです。
NY パンク・バンドからの脱皮です。
元々その独特の歌詞と Byrn のパフォーマンスから、単なるパンクではなく、アートの要素が大きいのが Talking Heads の特徴だったと言えます。そのアート性はそのままに、音楽的に複雑なものを取り入れ、ただし、複雑にも仕切れていない、という混血状態がこのアルバムです。両方が好きな人には欠かせない1枚でしょう。
- I Zimbra
- Mind
- Paper
- Cities
- Life During Wartime
- Memories Can't Wait
- Air
- Heaven
- Animals
- Electric Guitar
- Drugs
Additional musicians
- Gene Wilder : congas ("I Zimbra", "Life During Wartime")
- Ari : congas ("I Zimbra", "Life During Wartime")
- Robert Fripp : guitar ("I Zimbra")
- The Sweetbreathes (Lani Weymouth, Laura Weymouth, Tina Weymouth) : backing vocals ("Air")
- Julie Last : backing vocals ("I Zimbra")
- Hassam Ramzy : surdo ("I Zimbra")[citation needed]
- Abdou M'Boup : djembe, talking drum ("I Zimbra")[citation needed]
- Assane Thiam : percussion ("I Zimbra")[citation needed]
Produced by Brian Eno & Talking Heads
0 件のコメント:
コメントを投稿