2022年2月8日火曜日

Infinite Search / Miroslav Vitous (1970)

Weather Report の初期メンバー Miroslav Vitous。でも正直、あまり印象がありませんでした。
どっちかというと、 Vitous が抜けた後のファンキー路線のエレクトリック・ベース・プレーヤーの方が印象に残っています。もちろん Jaco とかね。

で、なんで聴いてみたかというと DeJohnette なんですね。1969年~70年にかけての Miles のライブ・アルバムを改めて聴いて、 DeJohnette すごいな、と思っていたところ、このアルバムに行き着いたというわけです。

聴いてみて、ぶっ飛びました。

特に1曲目 "Freedom Jazz Dance"。Eddie Harris の独特なテーマの曲です。確か Miles もやっていたと思いますが、そのストレート・アヘッドさとは違って、実に "Bitches Brew" なんですね。
"Bitches Brew" の John McLaughlin 大好き人間の僕にとって、天国のような曲です。
録音も "Bitches Brew" から2か月しか経ってなくて、しかも DeJohnette、Hancock、McLaughlin が参加してるんだから、まんまになるのも仕方ないのかも。

"Freedom Jazz Dance" 以外は Vitous の曲で、ベースがメインの曲になりますが、これが素晴らしい響きを持っています。(私はベースを弾かないのでどれほどか分かりませんが、超絶テクニックらしいです。)

ある意味、Jaco よりもかっこいいかも。しかもウッドで。

そして再び McLaughlin がフィーチャされるのが  "I Will Tell Him On You"。これもまたカッコいい。

いあや、これだけの名盤を今まで知らなかったのは、まったく損してました。


  1. Freedom Jazz Dance
  2. Mountain In The Clouds
  3. When Face Gets Pale
  4. Infinite Search
  5. I Will Tell Him On You
  6. Epilogue


  • Bass – Miroslav Vitous
  • Drums – Jack DeJohnette (1-5), Joe Chambers (6)
  • Electric Piano – Herbie Hancock
  • Guitar – John McLaughlin
  • Tenor Saxophone – Joe Henderson
  • Producer – Herbie Mann
  • Written By – Eddie Harris (1), Miroslav Vitous (2-6)


Recorded , N.Y. in November 1969.


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