2026年7月4日土曜日

Check "E" / King Sunny Adé and His African Beats (1981)

King Sunny Adé の名前を初めて聞いたのは、大学の頃だったでしょうか。1980年代の初めの頃。
Chris Blackwell のアイランド・レコードと契約したのが1982年だそうですので、まさに、世界に紹介され始めの頃だったんですね。
このアルバムは、アイランドと契約する直前の1981年に出ています。ナイジェリアの自身のレーベルですから、当時はほぼ手に入らなかったでしょうね。今は配信で聴けるという、なんともいい世の中になりました。

アルバムは、トーキング・ドラム奏法のイントロの "Ki Isu To Diyan" から始まります。
Adé のギター、スチール・ギター、怪しげなシンセ音、ドラム、パーカッション。
かなりゆるいのが心地よいです。
重奏的なアンサンブルというよりは、短音で勝負といった感じもいいです。

#1から10分の長尺ですが、宴などで「ずっと続く」音楽が元になっているので元々長いんですね。
LP というフォーマットに入れないといけないので、曲を短く区切っているようで、いわば LP は曲イントロダクションのオムニバスといった捉え方なのかもしれません。確かに不自然に切れている曲もあります。
1曲が長い上、基本はメドレーで、途切れなく続けていくもののようです。
その延々と続くダンスミュージックが、だんだんとグルーヴを生み出していく感じなんでしょうね。

Adé の本名は Sunday Adéníyì Adégẹyè。なんで Sunday という英語っぽい名前になっているのかは分かりませんが、"King" がつくのはヨルバ族の王家に生まれたから。といっても、父は教会のオルガン奏者、母は商人といいますから、そんなに裕福だというわけではなさそうです。今でこそナイジェリアは人口2億人超の大国ですが、当時は国全体がもっと貧しかったんだろうと思います。
学生の頃から音楽に興味を持ち、いろんな楽器を試したうえ、最終的にギターを独学で覚えたようです。
西洋にかぶれずに、ルーツに根差した音楽を現代的に解釈した姿勢は素晴らしいし、それが聴ける僕らにはありがたい存在です。


  1. Ki Isu To Diyan
  2. Omo Se Koko
  3. Kajo Jijo Olomo
  4. O-Wo-Wo Obele
  5. Odun Titun
  6. Enia Se Rere
  7. Eni Jesu We
  8. Chief George Oyedele


  • Composer, Arranger, Producer : King Sunny Adé

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