昨年の12月に出た羊文学のアルバム。メジャーレーベルとしては3枚目らしい。
"12 hugs" とあるように、12曲のアルバムです。
正直、羊文学を聴くのは初めてなので、今まで彼らがどんな音楽をやってきたのかは知りません。多分ラジオでも何かの曲を聴いたこともないんちゃうかな。
聴いた第一印象、ギター・サウンド、インディーズ感あり。ギター、ベース、ドラムスの3ピースバンドなんで、どうしてもそうなるんでしょうが、やっぱ元々ギター・サウンドが好きなんやろね。
きのこ帝国の正当な継承者って感じがします。そういう意味では、きのこ帝国が好きな"シューゲイザー"的サウンドなんかな。僕、ギター爆音サウンド自体が好きじゃないので、もちろん The Jesus and Mary Chain を源流とする「シューゲイザー」も聴いたことありません。(どうも、歌詞を床に貼って、それを見ながらギターを弾く姿が、「靴を見る人」という呼び名になったらしい)
でも、ギター・サウンドです。ベースもストロークで弾くタイプ。
荒っぽい感じはなく、メロディを奏でるギターに、そこそこ凝ったドラムパターン。
メロディは派手さはないけど、聴き込むと耳に残ります。
歌詞は適度に抽象的、適度に哀愁、バンド名通り文学的。
#2 "more than words"、#3 "Addiction"、#4 "GO!!!"、#5 "永遠のブルー" と続くあたりは、全部いい曲です。もちろん続く #6 "countdown" もいいです。
最後の "FOOL" を聴くあたりになると、もう一回聴きたくなります。
ちなみに、「羊文学」と聞くと、僕の世代は村上春樹を思い起こします。初期の作品には「羊」が出てきました。なんせ2作目が「羊をめぐる冒険」ですから。
- Hug.m4a
- more than words
- Addiction
- GO!!!
- 永遠のブルー
- countdown
- Flower
- honestly
- 深呼吸
- 人魚
- つづく
- FOOL
- 塩塚 モエカ:Vocal, Guitar
- 河西 ゆりか:Bass
- フクダ ヒロア:Drums