Cheikh Lô はブルキナファソ生まれのセネガル・ミュージシャン。
このデビュー・アルバムは、セネガルのスター Youssou N’Dour のプロデュースで、Youssou のセネガルの Studio Xippi で録音されています。
セネガルではカセットが当時主流だったようで、6曲入りのカセットとして発売され、のちに3曲追加されています。そのあたりの音楽業界事情がおもしろいですね。したがって何が違うのか分かりませんが、カセットを前提としたミックスだそうです。
タイトルの "Né La Thiass" というのは「一瞬のうちに消え去る」という意味だそうで、どうも「ネラチャス」と発音してますね。
アフリカン・ポップにありがちな、エレクトリックな感じは最小限に抑え、アコースティック中心です。
かつ、地元マーケットを意識した割には伝統音楽に忠実というわけではなく、西洋あるいはラテンを大幅に取り入れた曲調です。ラテンの元になっているキューバのソンも、さらに源流を辿ればアフリカですもんね。
ゆったりとしたフォーキーな曲が多く、ポリリズムのパーカッションとベースにギターが絡み、暑いというよりは涼しげ。
リラックスした時に安心してきける一枚です。
ちなみに、Cheikh Lô はムスリムで、その精神はいくつかの曲と本人のドレッドヘアにも反映されているそうです。曲にもなっている "Cheikh Ibra Fall" というのはその活動家のようです。
- Boul Di Tagale
- Né La Thiass
- Ndogal
- Doxandeme
- Sant Maam
- Set
- Cheikh Ibra Fall
- Bamba Sunu Goorgui
- Guiss Guiss
- Cheikh 'N'Digel' Lô : Lead Guitar, Drums, Rhythm Guitar
- Mbaye Dieye Faye : Percussion
- Assane Thiam : Talking Drum [Tama]
- Pathe Diassy : Double Bass
- Habib Faye : Bass, Keyboards
- Omar Sow : Guitar
- Youssou N'Dour : Guitar (5,6)
- Ibrahima N'Dour : Keyboards (4)
- N'Deye Marie Ndiaye : Vocals
- Thierno Kouyate : Saxophone
- Thomas Vahle : Flute
- All songs written by Cheikh 'N'Digel' Lô
- Produced by Youssou N'Dour
- Recorded at Studio Xippi
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