2022年7月26日火曜日

Specialty Profiles / Sam Cooke & The Soul Stirrers (2006)

Sam Cooke は 50 年代初頭にゴスペル・グループ The Soul Stirrers のメイン・ボーカルになりました。
素晴らしいゴスペルを紡ぎ出していましたが、彼にはポップ・シーンでの成功といいうアンビションがあり、ゴスペルとポップの間の葛藤があったようです。
ソロ名義の "You Send Me" の成功を受けて、レコード会社 Specialty も少し日和り、Cooke 名義のポップ・ミュージックを出すようになります。
もちろん、The Soul Stirrers のメンバーとしては、ポップ・ミュージックをやるということは不本意だったはずで、最終的には、Sam Cooke はソロへ転向していきます。
ソロ転向は、Sam Cooke にとってもThe Soul Stirrers にとってもハッピーだったのではないでしょうか。その後の Sam Cooke の成功を見れば分かります。

このアルバムはそんな時代の、ゴスペルとポップ(ソウル)ミュージックが混じったコンピレーションです。
やはりここでは、僕はゴスペルを推したい。
"Peace In The Valley", "Touch The Hem Of His Garment", "Jesus Gave Me Water" あたりの曲ですね。
曲調は地味ですが、なんか染み込むものがあります。

アメリカって独特な文化ですよね。ゴスペルといいミュージカルといい。何でもかんでも歌っちゃえ!
それに宗教音楽って、レコードで普通売れへんで。


  1. I'll Come Running Back To You [Sam Cooke]
  2. Forever [Sam Cooke]
  3. Jesus, I'll Never Forget [The Soul Stirrers]
  4. Peace In The Valley [The Soul Stirrers]
  5. Just Another Day [The Soul Stirrers]
  6. Touch The Hem Of His Garment [The Soul Stirrers]
  7. Lovable [Sam Cooke]
  8. Farther Along [The Soul Stirrers]
  9. Jesus Gave Me Water [The Soul Stirrers]
  10. The Last Mile Of The Way [The Soul Stirrers]
  11. That's All I Need To Know [Sam Cooke]
  12. Any Day Now [The Soul Stirrers]
  13. I Don't Want To Cry [Sam Cooke]
  14. I'm Gonna Built Right On That Shore [The Soul Stirrers]


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