ベスト盤 Epiphany が1996年に発売された後、Warner から契約を解除された Chaka Khan。
一方で、Prince も Warner との確執の末、1996年のアルバム"Chaos And Disorder" を最後に Warner から離れます。
さらに、Warner との契約が終了した Larry Graham も加えて、 反 Warner 連合とも言うべき NPG Record が立ち上がります。
というバック・グランドがあっての、このアルバム。Larry Graham も参加しています。
ほとんどの曲を Prince が書き、Chaka が歌詞をつけ、両者で一緒にプロデュースしています。
その割には、Prince が全面に出ていないところがエライ。
強烈な Prince 流ファンクもありますが、それだけでなく、Chaka の歌声を活かしたバラッドもあり、意外とバラエティに富んでいます。
シングルとなった "Spoon" はミディアム・テンポのファンク・ナンバー。いい曲で好きですが、多分シングルとしては売れないでしょうね。(実際売れてません)
それとカバーが2曲。Prince の "Don't Talk 2 Strangers"。96年の "Girl 6" に収録された曲らしいですが、聴いたことはありませんでした。そもそも "Girl 6" は入手できるのか?
もう1曲は Graham Central Station のヒット曲 "Hair"。難しい曲をカバーするなあ。
簡単に入手できるアルバムではありませんが、悪くない。彼女のベストではありませんが、捨てるべきアルバムではありません。
- Come 2 My House
- (Intro) This Crazy Life Of Mine
- Betcha Eye
- Spoon
- Pop My Clutch
- Journey 2 The Center Of Your Heart
- Eye'll Never B Another Fool
- Democrazy
- Eye Remember U
- Reconsider (U Betta)
- Don't Talk 2 Strangers
- Hair
- The Drama
- Written:Prince, Chaka Khan, Howard McCrary, Robert D. Palmer, Larry Graham, Kirk Johnson
- Michael B. Nelson (trombone)
- Kathy Jensen (baritone sax)
- Brian Gallagher (tenor sax)
- Dave Jensen (trumpet)
- Steve Strand (trumpet)
- Clare Fischer (trumpet)
- Larry Graham (bass)
- Brother Jules (scratches)
- Queen Latifah (vocals)
- Chanté Moore (vocals)
- Marva King (background vocals)
- Rhonda Smith (bass)
- Kirk Johnson (all instruments)
- Produce, Arranged:Prince, Chaka Khan, Howard McCrary, Robert D. Palmer, Kirk Johnson
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