2021年10月17日日曜日

Come 2 My House / Chaka Khan (1998)

Prince 全面プロデュースの、9枚目のソロ・アルバムです。

ベスト盤 Epiphany が1996年に発売された後、Warner から契約を解除された Chaka Khan。
一方で、Prince も Warner との確執の末、1996年のアルバム"Chaos And Disorder" を最後に Warner から離れます。
さらに、Warner との契約が終了した Larry Graham も加えて、 反 Warner 連合とも言うべき NPG Record が立ち上がります。
というバック・グランドがあっての、このアルバム。Larry Graham も参加しています。

ほとんどの曲を Prince が書き、Chaka が歌詞をつけ、両者で一緒にプロデュースしています。
その割には、Prince が全面に出ていないところがエライ。
強烈な Prince 流ファンクもありますが、それだけでなく、Chaka の歌声を活かしたバラッドもあり、意外とバラエティに富んでいます。

シングルとなった "Spoon" はミディアム・テンポのファンク・ナンバー。いい曲で好きですが、多分シングルとしては売れないでしょうね。(実際売れてません)
それとカバーが2曲。Prince の "Don't Talk 2 Strangers"。96年の "Girl 6" に収録された曲らしいですが、聴いたことはありませんでした。そもそも "Girl 6" は入手できるのか?
もう1曲は Graham Central Station のヒット曲 "Hair"。難しい曲をカバーするなあ。

簡単に入手できるアルバムではありませんが、悪くない。彼女のベストではありませんが、捨てるべきアルバムではありません。


  1. Come 2 My House
  2. (Intro) This Crazy Life Of Mine
  3. Betcha Eye
  4. Spoon
  5. Pop My Clutch
  6. Journey 2 The Center Of Your Heart
  7. Eye'll Never B Another Fool
  8. Democrazy
  9. Eye Remember U
  10. Reconsider (U Betta)
  11. Don't Talk 2 Strangers
  12. Hair
  13. The Drama


  • Written:Prince, Chaka Khan, Howard McCrary, Robert D. Palmer, Larry Graham, Kirk Johnson
  • Michael B. Nelson (trombone)
  • Kathy Jensen (baritone sax)
  • Brian Gallagher (tenor sax)
  • Dave Jensen (trumpet)
  • Steve Strand (trumpet)
  • Clare Fischer (trumpet)
  • Larry Graham (bass)
  • Brother Jules (scratches)
  • Queen Latifah (vocals)
  • Chanté Moore (vocals)
  • Marva King (background vocals)
  • Rhonda Smith (bass)
  • Kirk Johnson (all instruments)
  • Produce, Arranged:Prince, Chaka Khan, Howard McCrary, Robert D. Palmer, Kirk Johnson


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