2020年4月5日日曜日

No Beginning No End 2 / José James (2020)

Bill Withers が亡くなりました。"Lovely Day", "Lean on Me" は素晴らしい名曲です。
"Lean on Me" を初めて聴いたのは、Club Nouveau のバージョンで、"Lovely Day" は "The Bodyguard" のサントラでした。どちらも今も大好きですが、曲がいいから誰がカバーしてもいいアレンジになる。もちろん Bill Withers のオリジナルも最高です。

というわけで、Bill Withers のカバーアルバムを出している José James です。
Blue Note とたもとを分かち、自身のレーベルからの再出発の第1段。Blue Note からの1st "No Beginning No End" に "2" をつけ、新たな門出のタイトルとしています。もちろんこれは特別なことでないという意味も込めて。

サウンドはアコースティックでオシャレ。ジャズにカテゴライズされることも多いですが、オーガニック・ポップとでもいうべき、ユニークなものです。ジャズは味付け程度、そこがソフィスティケーテッドを感じさせる要素かもしれません。

2曲目 "You Know What It Do" は Prince へのトリビュートらしいですが、いきなり「イチ、ニイ、イチ、ニイ、サン、シー」で始まるので、びっくりしてしまいました。最後の "Oracle" では高尾山での自然録音が生かされているようですし、かなり日本に特別な感覚を持っているんでしょうか。

"Just the Way You Are" のカバーはイマイチですが、全体的には、ダークな Rap, R&B が全盛の今、好感が持てます。

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