2019年3月30日土曜日

Some Time in New York City / John Lennon / Yoko Ono / Plastic Ono Band (1972)

この頃の John Lennon はかなり政治的、社会的に先鋭化していたようです。
極左思想の疑いということでFBIにもマークされていたという話もあります。
"Imagine" が1971年、同じ年のクリスマスには "Happy Xmas (War Is Over)" を出していますが、その流れの中で、さらに先鋭化していったのかもしれません。

それまでは、ある程度普遍的なテーマを扱っていたと思いますが、このアルバムでは、目の前の事象を、ニュースのように取り扱っています。
"Woman is the Nigger of the World", "Sisters, O Sisters" では女性解放を、"Attica State" ではアッティカ刑務所での暴動を、"Sunday Bloody Sunday", "The Luck of the Irish" ではアイルランド問題を、"John Sinclair", "Angela" では囚われた活動家に対するシンパシーを歌っています。

ヨーコが歌う曲もいくつか含まれ、そういう意味で、あまり聴こうと思わなかったアルバムなのですが、それなりにいい曲が入っています。

それとライブパートがおまけでついているのですが、正直これはいりません。ヨーコの金切り声もやめてほしい。

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