なんか随分カラフルになったな、というのが第一印象です。
前作はアマチュアリズムあふれるアルバムでしたが、今回はそれをさらに前進させて、プロフェッショナルによるアマチュア作品、という感じになってます。
オーソドックスな旋律から突拍子もないギミックが突然挟まったり、意味がよく分からない歌詞が歌われたり、ホント自由だな、と思います。音楽は自由でいいんだ、と。
そんな中でも「さよならクレール」はかなり普通でポップな曲になってます。
シングルになってたんでしょうね、やっぱり。
でも売れたとは聞いたことがありません。
2021年に「竜とそばかすの姫」の主人公の声優と劇中歌の歌を担当し、一気に知名度を上げました。細田守監督が中村佳穂のファンだって聞いたことがあります。
当時は「中村佳穂って誰?」て感じでしたが、その続きで紅白にも出場しています。
世間の注目が上がった後のアルバムだけに、プレッシャーもあったでしょうが、結果それを感じさせない作りになっています。
サウンド的にはかなり作り込んでいるので、それなりにちゃんとしたものを作ろうとしてますが、全体的に遊んでる感じが伝わってきますので、それがリラックス感に繋がってるのかな。
僕が特に好きなのは、#5 "Hey日" 〜 #6 "Q日" 〜 #7 "ブラ~~~~~" と続くところ。
忘れ難い変な曲たちです。
"Hey日" は平日、"Q日" は休日、ほとんどのタイトルが、仮タイトルのままだそうです。
"Hank" に至っては、阪急百貨店からつけた仮タイトルらしいです。
"KAPO✌︎" だって自分の名前みたいです。
- KAPO✌︎
- さよならクレール featuring 石若駿
- アイミル
- voice memo #2
- Hey日
- Q日
- ブラ~~~~~
- 祝辞
- MIU
- Hank featuring 君島大空
- NIA
- voice memo #3
- 作曲 : 中村佳穂・荒木正比呂・西田修大
- 編曲 : 中村佳穂・荒木正比呂・西田修大
- 作詞 : 中村佳穂
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