"猫とアレルギー"に続くメジャー2作目は、ポップ性を抑えて、情緒を全面に出したアルバムになりました。
曲調は全てスロー・テンポで、シュー・ゲイザー的ギター・サウンドもタイトル曲くらいかな。
レゲエにも挑戦しているなど、リズム面では少し工夫しているみたいです。
曲は全て何らかの形でラブ・ソング。「愛」をテーマに、「愛のゆくえ」を描いています。
不倫の曲、愛の先に生まれる子供をテーマにした曲、終わった愛への後悔の曲など。
#9 "クライベイビー" では「21Gはどこにゆくのだろう」という歌詞がありますが、これはおそらく2003年の Alejandro González Iñárritu 監督による映画 "21 Grams" の援用だと思われます。この映画は Duncan MacDougall 医師が行った人間が死ぬ際の体重の変化を記録することで魂の重量を計測しようと試みた実験」の結果、「人間の魂の重さは21グラムである」という説がテーマになっています。
なかなか興味深い。
- 愛のゆくえ
- Last Dance
- Moon Walk
- Landscape
- 夏の影
- 雨上がり
- 畦道で
- 死がふたりをわかつまで
- クライベイビー
- 佐藤千亜妃 : Vocals, Guitar, 作詞, 作曲
- 谷口滋昭 : Bass
- 西村"コン" : Drums, Marimba & Bongos(#5)
- あーちゃん : Guitar, Keyboards
- 丸谷緑 : Clarinet(#5)
- Mastered by 木村建太郎
- Produced, Engineered by zAk, 井上うに(#1)
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