グループ名を、”Steps“ から "Steps Ahead" に改名してからの最初のアルバム。
ドラムスが、Steve Gadd から Weather Report をやめたばかりの Peter Erskine に、ピアノが Don Grolnick から、ブラジルから来た美人ピアニスト Eliane Elias に代わっています。
ジャケットは、5人の男たちが1人の女性を運んでいる?図。バンドが Eliane Elias そフィーチャしている様子と重なります。
ブラジルから N.Y. に来た彼女は最初にベーシストの Eddie Gómez に認められますが、それがすなわち Steps Ahead への参加となったのでしょう。
しかし、サウンド的には彼女が前面に立っているわけではなく、やはり中心はテナー・サクソフォンの Michael Brecker であり、ヴィブラフォンの Mike Mainieri です。
Michael Brecker の流れるような、重すぎず軽すぎないサックスは、本当に聴いていて気持ちのいいものです。
一方で、僕が Steps Ahead のサウンドが好きな1番の理由は、やはりヴィブラフォンなんですね。
Mike Mainieri は自分のヴィブラフォンがどんなサウンドと合っているのかをよく知っていて、そのサウンドのためのバンドを作っているようにも思えます。
このアルバムでの Steps Ahead は前作までの流れを引き継ぎアコースティックですが、ヴィブラフォンが不思議とエレクトリカルな表情を見せてるんですよね。
- Pools [Don Grolnick]
- Islands [Mike Mainieri]
- Loxodrome [Eddie Gómez]
- Both Sides of the Coin [Brecker, Mainieri]
- Skyward Bound [Mainieri]
- Northern Cross [Peter Erskine]
- Trio (An Improvisation) [Brecker, Gómez, Mainieri]
- Michael Brecker : tenor saxophone
- Mike Mainieri : vibraphone, synthesizer vibes, marimba, synthesizer, percussion
- Eliane Elias : piano
- Eddie Gómez : bass
- Peter Erskine : drums
0 件のコメント:
コメントを投稿