2nd アルバム "Whitney" は彼女に莫大なセールをもたらしましたが、自身のルーツである黒人コミュニティには散々な受けでした。
ライブでのブーイングが彼女を苦しめたと言います。
起死回生として出したのが 3rd アルバム "I'm Your Baby Tonight"。
プロデューサーに L.A. Reid & Babyface を迎え、本格的に黒人コミュニティ向けにアルバムを作ろうとしました。
アルバムジャケットもモノクロームで、派手さはありません。
曲もキャッチーさ、ポップさ、あるいはファーストアルバムのような白人マーケット目線は控え目です。
ただ、そこは Clive Davis のこと、売れることが前提のアルバムにはなってます。
3rd アルバムが出た後、Whitney はアルバムタイトルと同名のワールドツアーに出ます。
このアルバムは、そのツアーの U.S. での終盤、N.Y. マディソン・スクエア・ガーデンでのライブの様子を捉えています。
地元 FM、WNEW 用の音源が元になっているようです。
メドレーも合わせると、1stから3曲、2nd から3曲、3rd から5曲、ライブ用のカバー2曲の構成ですが、後半に集中させた 3rd の曲で盛り上がる仕掛けになっています。
"Anymore" なんかはアルバムでは目立たない曲でしたが、ライブでは盛り上がるファンクチューンになっています。
リラックスしたトークとこなれた歌い回し、客席の声援も効果的に取り入れて、まだ若く、初期の絶頂期のパフォーマンスを感じることができ、素晴らしいライブパフォーマンスになっています。
- I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)
- Saving All My Love For You
- How Will I Know
- Love Medley : Didn't We Almost Have It All / A House Is Not A Home / Where Do Broken Hearts Go
- All The Man That I Need
- My Name Is Not Susan
- Anymore
- A Song For You
- Who Do You Love
- I'm Your Baby Tonight
- Greatest Love of All
- Musical Director : Ricky Minor
- Bass Guitar, Bass Sythesizer : Ricky Minor
- Guitar : Ray Fuller
- Keyboard : Michael Bearden, Bette Sussman, Kevin Lee
- Saxophone : Kirk Whale
- Drums : Ricky Lawson
- Percussion : Bashiri Johnson
- Background Vocalists : Gary Houston, Vonchita Rawls, Carmen Rawls, Tiawana Rawls
- Dancers : Diesko Boyland, Bryant Cash-Welch, Jonathan Webbe, Luca Tommassini
Recorded July 23, 1991 at Madison Square Garden, New York City
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