2022年1月23日日曜日

Bodyheat / James Brown (1976)

"Bodyheat" はディスコとフィラデルフィア・ソウルへの James Brown なりの回答ではないでしょうか。

ホーンで始まり、カッティング・ギターが軽快な表題曲は、ディスコチックなダンスナンバー。Van McCoy の "The Histle" が出たのが 1975年なので、影響を受けたのかな。1976年という発売年を考えると、James Brown は時代の先を走っていたのかもしれません。

続く "woman" は "It's a Man's, Man's, Man's World" の曲に乗せて歌う、自己アンサー・ソングですかね。

一番驚くのが、次の "Kiss in 77" です。シングル・カットもされています。ファンクなし、ソフトR&Bともいえる、コンテンポラリー感漂う1曲です。
他にも、Burt Bacharach の曲を歌ったりと、かなり異色な選曲が目立ちます。

そんな中でも、従来のファンク路線に近い曲も2曲 "I'm Satisfied"(B面1曲目) とラストの "Don't Tell I"。いずれも Deanna Brown, Deidra Brown, Yamma Brown という家族作の曲ですね。

アルバム全体として、試行錯誤の結果まとまりがないのはしょうがないのですが、僕は James Brown の新境地として、好きです。
以外と70年代のヒゲ時代もいいのです。


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