2021年4月4日日曜日

Hot Pants / James Brown (1971)

32枚目って、なんぼアルバム出してんねん、このおっさん。
ライブ重視の割には、レコーディングも激しくやってはるのね。

なんせ、1曲目の "Blues & Pants" が最高にイけてます。
アルバムの中で一番ルーズ、それでいてリズム・セクションはタイト。延々と繰り返すループ、小気味良いカッティング・ギター。
途中、「Fred, Fred, come on!」と Brown が囃し立てるのは、Fred Wesley のトロンボーン・ソロと、もう一人の Fred、Fred Thomas のベースです。いやあ、かっこいい!

Catfish と Bootsy の Collins 兄弟はバンドを去った後で、その分ロック性が下がり、ファンク性に磨きがかかっているように感じます。

アルバムとしては、"Blues & Pants"、"Can't Stand It"、"Escape-ism"、"Hot Pants  の4曲しか入っておらず、30分くらいなので物足りない感じもしますが、内容が濃いので許します。

ちなみに、最後の "Hot Pants" はアルバム・バージョン。
「Ah-」で始まりますが、先行のシングルは、「1, 2, 1, 2, 3」で始まり、カッティング・ギターがもっと大きくフィーチャされて、ちょっと荒削りでしょうか。

そういえば、この前 "Mr. Dynamite" を観ました。偉大な功績を残していますが、バンドに対してはビジネス・ライクだったことが分かります。Fred Wesley はこの時代バンド・リーダーをしていますが、映画の中では J.B. の悪口しか言ってないですね。面白いものです。


  1. Blues & Pants
  2. Can't Stand It
  3. Escape-ism, Pt. 1
  4. Escape-ism, Pt. 2
  5. Hot Pants (She Got To Use What She Got To Get What She Wants)


  • Bobby Byrd vocals, organ on "Blues & Pants" and tambourine on "Hot Pants"
  • Hearlon Cheese Martin guitar
  • Robert Lee Coleman guitar
  • Fred Thomas bass
  • St. Clair Pinckney tenor saxophone
  • Jimmy Parker alto saxophone
  • Fred Wesley trombone
  • Jerone Jasaan Sanford trumpet
  • Russell Crimes trumpet
  • Johnny Griggs congas (tracks: 3, 4, 6)
  • John "Jabo" Starks drums


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