自身の名前を冠したサード・アルバム。
「ブラス・ファンクバンド」とでも言うんでしょうか。
テナー・サックスの Emilio Castillo と、バリトン・サックスの Stephen "Doc" Kupka が組んで作ったバンドですので、ホーン・セクションが一番の売りであることはまちがいありません。
ホーン・セクションは、70年代のR&Bにおいて重要なパートを占め、80年代のロックにおいても大きくフィーチャされるようになりました。しかし、ディスコサウンドとシンセサイザーの多用の時代になり、いつしか過去のモノっぽくなってしまったのは残念です。
Tower of Power の音楽はファンクと言われますが、メンバーの多くはラテン系白人です。ラテンでもロックでもなく、ファンクに主軸をおいたのが面白いところです。だからかどうかわかりませんが、ゴリゴリのファンクというよりは、初期の Sly & the Family Stone や 初期の James Brown のテイストに近いように思います。
このアルバムからのヒットは ミディアム・ナンバーの "So Very Hard to Go" だそうですが、一番重要なのは、"What Is Hip?" でしょう。うなるベースとホーンの切れ味。ピカイチです。
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