3枚目のソロ・アルバム。
"Quiet Storm" というラジオ・カテゴリーの名前の元になったのがこのアルバム or 曲になります。
アルバムからは #3 "Baby That's Backatcha" がシングルになって、ヒットしていますが、圧倒的に表題曲の存在感がすごい!
ベースに鳴り続けるシンセ、間奏のフルート、キーボード、ソフトな曲調でありながら、一転サビでグッと盛り上がる(と言っても静かに)ところも含めて、全機能的に "Quiet Storm" を表現しています。
何と言っても、Smokey Robinson のハイトーン・ヴォイスが曲調を生かしています。
作曲は、Smokey Robinson と 妹の Rose Ella Jones。どういう役割分担をしているのか知りませんが、Rose Ella Jones にとってもこの曲は代表曲でしょう。
アルバムを通して、ソフト&メロウな曲が大半を占め、印象を形作っています。
2〜3曲ほど少しアップ・テンポな曲もありますが、いいアクセントになっている感じですね。
曲間では嵐的な風の音が挿入されており、アルバム全体として "Quiet Storm" を表しているんでしょう。
そういう意味ではコンセプト・アルバムと言えなくもありません。
まったりしたいときに、アルバム全体を流しておきたい、そんなアルバムです。
ちなみに #4 はその名の通り Jermaine Jackson と Hazel Gordy の結婚のために作られた曲です。Hazel Gordy は Berry Gordy の娘で、よくもまあそんな人と結婚するわ、と思いますが、The Jackson 5 が CBS に移籍するときに 義父である Berry Gordy に引き止められ、The Jackson 5 は "Jacksons" として、Michael が音楽をリードするグループに脱皮します。Jermaine もその後ソロとして活躍しますが。
Robinson と Gordy はモータウンを一緒に作った盟友ですので、家族同様だったんでしょうね。
- Quiet Storm *
- The Agony And The Ecstasy
- Baby That's Backatcha
- Wedding Song
- Happy (Love Theme From "Lady Sings The Blues") **
- Love Letters *
- Coincidentally
All tracks written by Smokey Robinson, except
* by Robinson, Rose Ella Jones
** by Robinson, Michel Legrand
- Keyboards, Backing Vocals, Arrange : Russ Turner
- Guitar : Marv Tarplin
- Bongos, Congas, Backing Vocals : James "Alibe" Sledge
- Horns, Woodwind : Fred Smith
- Electric Cello : Michael Jacobsen
- Drums : Gene Pello
- Drums, Percussion : Joseph A. Brown Jr.
- Percussion : Gary Coleman
- Backing Vocals : Carmen Bryant, Melba Bradford
- Special Sound Effects : Shawn Furlong, Terry Furlong
- Produce, Arrange : Smokey Robinson
The "Wedding Song" was originally composed for the wedding of Jermaine and Hazel Joy Jackson December 15, 1973.
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