2024年9月9日月曜日

街よ街よ / 橋本絵莉子 (2024)

「日記を燃やして」に続く、2年ぶりのセカンド・ソロ・アルバム。

昨日の晩、網戸の向こうで、そこそこ大きな音で虫がブイブイいわせてたけど、どうなったんやろ?と思ってベランダに出たが、何もいなかった。
そんな、どうでもいい日常の一コマを連ねたようなアルバムだと思います。

初めて聴いたときは、なんだか地味な感じがしたけど、何度も聴くとそれなりにポップです。
一層可愛らしくなったヴォーカルに、ギター、ベース、ドラムスという基本構成のバンド・サウンドは、インディーズでもあります。

歌詞は、けっこう難解で、いくつかのフレーズをババっと集めたような感じ。
支離滅裂感がいっそう強まったような感じもあり、聴いただけでは読み解くのは難しいです。
例えば「私はパイロット」なんかは、「雨」「銀河」「おばあちゃん」が共存します。
インタビューなんかを見ると、本人の中では一貫したテーマの歌詞のようなんですが、連想ゲームなのか、飛んでます。

何回か聴いた後の、僕の一番のお気に入りは「ホテル太平洋」ですかね。
タイトルは、徳島の旅館の名前で、そこから着想を得て、魚を題材にした歌を作ったとのこと。
初めは、魚の歌だとは思いませんでしたけど。
繰り返すサビと、重なるメロディ。
かき鳴らし系のギターと凝ったドラム・パターン、エフェクトスネアが効いています。


  1. 踊り場
  2. 人一人
  3. 私はパイロット
  4. 離陸 ~ Live at Namba Hatch, Osaka, Oct, 17, 2022 ~
  5. このよかぶれ
  6. やさしい指揮者
  7. 慎重にならないか
  8. 宝物を探して(街よ街よ Mix)
  9. ホテル太平洋
  10. Oh, Cinderella
  11. 偏愛は純愛


  • 曽根巧:Guitar
  • 村田シゲ:Bass
  • 北野愛子:Drums


https://hashimotoeriko.com/machiyo2/


0 件のコメント:

コメントを投稿