追悼 Wayne Shorter。
ラスト・スタジオ・アルバムにして、なんとオーケストラとの共演です。
CD にして3枚組。しかもブックレットが付いていて、ものすごい大作です。
オーケストラは、ニュー・ヨークの Orpheus 室内楽団。2016年にニュー・ヨークとパナマで録音されたようです。
Shorter の指揮のもと、バンドメンバーがスコアを書いたようですが、美しく仕上がっています。
彼のバンド Footprints Quartet との共演ですが、融合というよりは、それぞれのパートを互いに尊重し合いながら進めるような形でしょうか。
ストリングス・アレンジが素晴らしい。
CD の2枚は、その Footprints Quartet のロンドンでのライブです。オーケストラは無しです。
前作 "Without a Net" に続くプロジェクトで、Barbican Centre での録音です。
"The Three Marias" の27分を筆頭に、10分超えの曲が目を惹きます。80歳を超えて、すごいパワーですね。
アルバムは2019年のグラミー、ジャズ・インストルメンタル・アルバム賞に選ばれています。
納得の超大作です。
アルバム・タイトル "Emanon" は、ブックレットのコミックの主人公の名前。真実とエンパワーメントのメッセージを世界に広げるというストーリー。
熱心な創価学会信者である Shorter はこれを学会に捧げるらしいです。
- Pegasus
- Prometheus Unbound
- Lotus
- The Three Marias
- The Three Marias (live)
- Lost and Orbits Medley (live)
- Lotus (live)
- She Moves Through the Fair (live)
- Adventures Aboard the Golden Mean (live)
- Prometheus Unbound (live)
- Orpheus Chamber Orchestra
- Wayne Shorter : tenor saxophone, soprano saxophone
- John Patitucci : bass
- Brian Blade : drums
- Danilo Perez : piano
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