2022年12月17日土曜日

Rumba Caliente / Típica '73 , Canta Tito Allen (1976)

Ray Barretto バンドのメンバーを母体とする70年代の人気グループの4枚目のアルバムになります。
Johnny Pacheco の FANIA の兄弟レーベルの Inca レーベルから。
プロデューサーは Louie Ramirez。ミュージシャンとして活躍後、75年から FANIA のスタッフとなった名プロデューサー。サルサ界の Quincy Jones とも。

Típica '73 は72年にデビューしたキューバン・ルーツを取り入れたサルサ・コンボです。
チャランガをベースとして、ブラスとパーカッションを強力に押し出したサウンドらしく、バイオリンがメインどころでフューチャされています。
#1熱いルンバ、#2典型的グアヒーラ、#4タンボ・スティックを鳴らす、#8暴力的グワグワンコ、と確かにキューバ音楽に関連した曲名でもあります。
キューバンといっても懐かしさや牧歌的なところはあまり感じさせず、ベースはやはりニューヨーク・サルサです。
ルーツ・ミュージックをうまくブレンドしたところが新しいんでしょうね。

#1の Sonny Bravo のピアノが印象的。リーダーの Johnny Rodriguez Jr. がボンゴ。
ちなみに "Canta" とは Sings、メイン・ヴォーカルは Tito Allen です。

代表曲#4を収録の名盤です。


  1. Rumba Caliente ["Hot Rumba"]
  2. Guajira Tipica ["Typical Guajira"]
  3. Si Me Pudieras Querer ["If you could love me"]
  4. Sonaremos El Tambo ["We will sound the Tambo"]
  5. Pare Cochero ["Stop coach"]
  6. Gandinga
  7. Los Sitios Llaman ["Sites call"]
  8. Guaguanco De Los Violentos ["Guaguanco of The Violent"]


  • Lead Vocals : Tito Allen
  • Timbales : Jose Grajales
  • Bongos : Johnny Rodriguez Jr.
  • Piano : Sonny Bravo
  • Guiro : Ismael Quintana
  • Bata : Cachete
  • Trumpet : Lionel Sanchez, Rene Lopez
  • Trombone : Leopoldo Pineda
  • Saxophone : Don Gonzalo
  • Bass : Dave Perez
  • Violin : Alfredo De La Fe
  • Producer : Louie Ramirez

Recorded at Bell Sound Studios, N.Y.C. 


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