Ray Barretto バンドのメンバーを母体とする70年代の人気グループの4枚目のアルバムになります。
Johnny Pacheco の FANIA の兄弟レーベルの Inca レーベルから。
プロデューサーは Louie Ramirez。ミュージシャンとして活躍後、75年から FANIA のスタッフとなった名プロデューサー。サルサ界の Quincy Jones とも。
Típica '73 は72年にデビューしたキューバン・ルーツを取り入れたサルサ・コンボです。
チャランガをベースとして、ブラスとパーカッションを強力に押し出したサウンドらしく、バイオリンがメインどころでフューチャされています。
#1熱いルンバ、#2典型的グアヒーラ、#4タンボ・スティックを鳴らす、#8暴力的グワグワンコ、と確かにキューバ音楽に関連した曲名でもあります。
キューバンといっても懐かしさや牧歌的なところはあまり感じさせず、ベースはやはりニューヨーク・サルサです。
ルーツ・ミュージックをうまくブレンドしたところが新しいんでしょうね。
#1の Sonny Bravo のピアノが印象的。リーダーの Johnny Rodriguez Jr. がボンゴ。
ちなみに "Canta" とは Sings、メイン・ヴォーカルは Tito Allen です。
代表曲#4を収録の名盤です。
- Rumba Caliente ["Hot Rumba"]
- Guajira Tipica ["Typical Guajira"]
- Si Me Pudieras Querer ["If you could love me"]
- Sonaremos El Tambo ["We will sound the Tambo"]
- Pare Cochero ["Stop coach"]
- Gandinga
- Los Sitios Llaman ["Sites call"]
- Guaguanco De Los Violentos ["Guaguanco of The Violent"]
- Lead Vocals : Tito Allen
- Timbales : Jose Grajales
- Bongos : Johnny Rodriguez Jr.
- Piano : Sonny Bravo
- Guiro : Ismael Quintana
- Bata : Cachete
- Trumpet : Lionel Sanchez, Rene Lopez
- Trombone : Leopoldo Pineda
- Saxophone : Don Gonzalo
- Bass : Dave Perez
- Violin : Alfredo De La Fe
- Producer : Louie Ramirez
Recorded at Bell Sound Studios, N.Y.C.
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