2022年11月6日日曜日

そばのかす / 矢野真紀 (2001)

聴けば聴くほどいい音楽です。

初めは、亀田誠治のアレンジがかっこいいなと思ったのと、メロディの割に歌詞がぎこちないと感じました。

椎名林檎の "無罪モラトリアム" が出たのが1999年。アレンジで名を上げた亀田誠治にプロデュースを頼んだのは正解でしょう。もろ椎名林檎的アレンジも1曲ありますが、基本的には曲の良さを引き出すようなアレンジで、さすがだなと思います。
ロックをベースにしながら、打ち込みをメインにしたり、オーケストラを使ったり、フルート、口笛、なかなか多彩です。
"オアシス"、"ネジと愛" なんかのドラム・パターンとサウンドも素晴らしい。

違和感を感じた歌詞は、聴き込むと味が出ていいです。
硬派なんですね。
恋愛をテーマにしているように思える歌でも、間接的に表現するような感じで、風景、事象を羅列するような。
というか、事象を語っている中に、急に恋愛的な言葉が挟み込まれて面食らう感じでしょうか。
金魚、洗濯機などの日常を歌詞にしているところも面白いです。洗濯機の歌なんかはクセになります、

"真夜中の国道"、"タイムカプセルの丘" はいい曲です。


  1. オアシス
  2. 真夜中の国道
  3. お天気
  4. 大きな翼
  5. うず
  6. タイムカプセルの丘
  7. ネジと愛
  8. 青空に浮かぶは白い月
  9. 夢を見ていた金魚
  10. 君の為に出来ること
  11. 明日 (MAKIGAME Ver.)


  • 作詞・作曲:矢野真紀
  • プロデュース・編曲:亀田誠治


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