1曲1曲のカラーと音はかなり違っているのですが、全体を通してミッド・テンポからロー・テンポのダウン・ビートが効いています。いわゆるスロー・ジャムですね。 Babyface の "Diggin' on You", "Red Light Special" なんかはその代表でしょう。
Organized Noize プロデュースのミッド・テンポ "Waterfalls" は特徴的なメロディ・ラインの名曲です。"Don't go chasing waterfalls, Please slick to the rivers and the lake that you're used to, I know that you're gonna have it your way or nothing at all but I think you're moving too fast" HIVやドラッグを取り上げた社会的なメッセージを含んでいます。
実は一番かっこいいなと思うのが、"If I Was Your Girlfriend" です。Prince が1987年に出した "Sign o' the Times" の中の1曲ですが、メロディ・ラインと基本的な構成は原曲を踏襲しながら、硬質なリズム・アレンジとコーラス・ワークが秀逸です。カバーの成功例でしょう。
コロナ禍の中で作曲し、より人と関わりたいと感じレコーディングしたと言います。 また、全員が集まって「せいの!」で音合わせできず、レコーディングは困難だっとも聞きました。 そういう思いにキッチリ応えられる Danish Radio Big Band の人たちは、本当に素晴らしいミュージシャンなんだろうなと感じました。
I Said Cool, You Said... What?
Your Scenery Story
Mingle-Mangle Goody Bag
Home
Mimi’s March
On That Side
Green
#1.Soloist: Nicolai Schultz (fl), Per Gade (g) #2.Soloist: Mads la Cour (flh), Hans Ulrik (ts) #3.Soloist: Henrik Gunde (p), Peter Fuglsang (as) #4.Soloist: Petter Hängsel (tb), Henrik Gunde (p), Mads la Cour (flh) #5.Soloist: Peter Dahlgren (tb), Anders Gaardmand (bs) #6.Soloist: Kaspar Vadsholt (b), Mårten Lundgren (tp), Karl-Martin Almqvist (ts), Søren Frost (ds)
Soloist: Karl-Martin Almqvist (ts) Recorded on March 8th - 11th, 2021 at DR Koncerthuset Studio 2 & 3, Copenhagen,Denmark
大ヒット曲 "Celebration" を擁したミリオンセラー・アルバム。 新リード・シンガー James Taylor のソフトなボーカルの魅力満載です。 70年代はファンクをリードしてきた彼らですが、このアルバムではファンクを昇華して、ポスト・ディスコというのか、コンテンポラリーR&Bを展開しています。