ロック・ミュージシャンというより、サウンド・アーティストといった方がいいのかもしれません。
ロック、あるいはポップ・ミュージックをベースとしながら、音へのこだわりをプロダクトとして世の中に問うてみたい、という表現者としての衝動が感じられます。
コード進行をきれいに並べたポップ・ミュージックではなく、突拍子もない音と、突然のギターの爆音が混じる、時にアバンギャルドな曲の集まりです。
サンプリング音を多く使い(コーネリアスの名前の由来となった「猿の惑星」からの音も使われています)、演奏して撮った音なのか、作った音なのか分かりませんが、バックのサウドはかなり複雑で、それでいてメロディはどことなく牧歌的。
これが傑作と言われるのもなんとなくわかります。
曲で際立っているのは「Star Fruits Surf Rider」です。これもメロディ的には優れていて、バックのサウンドが複雑。いろんなアイデアが詰め込まれています。
当初、「Star Fruits」と「Surf Rider」という2枚のシングルを同時に鳴らすと1曲になるということを試そうとしたらしいです。このアルバムにも「Star Fruits Green」と「Surf Rider Blue」が収録されてるから、それなのかな、残念ながらウチには同時に鳴らせる機材がありませんが。
Brian Wilson へのオマージュか、Beach Boys マナーの曲もいくつか。
ファイン・アートで例えるなら、コラージュ作品を観ているようです。
- MIC CHECK
- THE MICRO DISNEYCAL WORLD TOUR
- NEW MUSIC MACHINE
- CLASH
- COUNT FIVE OR SIX
- MONKEY
- STAR FRUITS SURF RIDER
- CHAPTER 8 〜Seashore and Horizon〜
- FREE FALL
- 2010
- GOD ONLY KNOWS
- THANK YOU FOR THE MUSIC
- FANTASMA
- STAR FRUITS GREEN
- SURF RIDER BLUE
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