2018年10月20日土曜日

Secrets / Robert Palmer (1979)

"Double Fun" の次は、何とロックへの挑戦でした。前3作は ブルー・アイド・ソウル の路線をひた走っていましたが、俺もロックできるぞ、なのか、たまたまロックやることが心地よかったのか。続く "Clues" もロックと言えばロックですが、どちらかといえば、Gary Numan に触発されたテクノ・ロックですので、これ以降ロック路線、というわけでもなさそうです。
ロック、テクノ、ワールド・ミュージックへの扉を開いたというべきなのかもしれません。

"Secrets" のハイライトは、何と言っても1曲目の "Bad Case of Loving You (Doctor, Doctor)" でしょう。Moon Martin が前年に出した曲を1年後にカバーしましたが、オリジナルより Robert Palmer バージョンの方が断然有名になりました。これが、ギター・サウンドのガンガンのロックなんですね。後のヒット "Addicted To Love" への前触れと捉えられなくもありません。
続く "Too Good to Be True" は、 Palmer オリジナル。変則レゲエリズムの心地よい佳曲です。
3曲目は、Todd Rundgren の "Can We Still Be Friends?" を忠実にカバーしています。Todd Rundgren は本当にいい曲を書きますね。
このアルバムの中で、唯一(?)のソウルバラード "Mean Old World" もいい曲です。
さらに、これも Palmer のオリジナル "What's It Take?" は、少しカリビアンの香り。このアルバムが、 Palmer の好きなバハマ録音だということを思い出させます。

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