Joe Strummer は2002年12月に、心疾患により急死しましたが、そのとき録音中だった音源を元に翌年に発表されたのが本作です。
The Mescaleros としてのそれまでの2作、すなわち "Rock Art And The X-Ray Style" と "Global A Go-Go" から趣を変え、ロック・テイストが主のアルバムとなっています。
『彼の作品としては、The Clash の "London Calling" 以来の傑作』と評論家から高く評価されているアルバムでもあります。
僕は、正直前2作のワールド・ミュージックを無理やり取り入れた作風の方が、 Mescaleros らしくていいなと思っています。
やはり、世の中の人たちは、The Clash が好きで、The Clash の Joe Strummer を愛していて幻想を追いかけているのでしょう。あるいは、彼の遺作に敬意を表して、傑作と言っているのかもしれません。
彼の死の4年後に発表された映画 "VIVA JOE STRUMMER" の中で、売れないワールド・ミュージックを仲間の The Mescaleros と一緒にライブで楽しそうに演奏している姿を見たことがあります。パンク・ロッカーという鎧を脱いで、本当にやりたい音楽をやってるんだな、と感じました。
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