2024年4月13日土曜日

Straight Up Funk Go Go Style / Trouble Funk (1981)

いやあ、これは最高ですね。

多分これが一番最初に出たレコードだと思うのですが、今まで聞いた Trouble Funk の中では1,2を争う傑作です。
ライブアルバムですが、DC Go-Go のバンドはどれをとっても、スタジオ録音より、ライブの方が段違いにいいのはどうしてなんでしょう。

Trouble Funk の特徴は、パーカッションの多用、シャッフルビートを基礎とした3連打のドラムパターン、P-Funk に強く影響を受けたうねるシンセと永遠に続くループ、コール・アンド・レスポンス、でしょうか。
特に、コール・アンド・レスポンスと、エンドレスのループはライブならではのものになりますので、「ライブ最高」となるのは仕方のないことです。
このライブ・アルバムは、その特報を余すところなくパックしています。

一応4曲入っていますが、それぞれは曲名がなく、Part A〜D です。ただ、"Drop the Bomb" などの曲をエンドレスに続けている感じです。
当時出たのが 12inchの2枚組ということで、15分程度に編集した4パートとなっているんでしょう。
ただ、元は全部繋がっているのかもしれません。というのは、パートの終わりが次のパートの最初にフェード・アウト、フェード・インしているのが明らかなのが複数パートで認められます。

1981年は僕が高校1年の時。アメリカの一角でこんな音楽が生まれていたなんて、全く知らない生活を送ってました。
この前、佐野元春のライブ映像を見返していたのですが、1984年の "Visitors Tour" の "Complication Shake Down" のライブのパーカッションの多用は、明らかに Trouble Funk の影響を受けたものに感じました。彼が生活してた N.Y. に DC Go-Go の波が伝わっていたのかは謎ですが。
ちなみに 80 年代後半 New Jack Swing が DC Go-Go に対して N.Y.  Go-Go と呼ばれていたんですが、僕にはビート以外の共通点は分からず、全く別物に感じます。Teddy Riley は DC Go-Go に影響を受けたと言っているようですが。

いずれにしても、最高です!


  1. Part A
  2. Part B
  3. Part C
  4. Part D


  • Bass : Tony Fisher
  • Drums : Emmett Nixon
  • Keyboards : James Avery, Robert Reed
  • Lead Guitar : Chester Davis
  • Percussion : Mack Carey, Timothy David
  • Saxophone : David Rudd
  • Trombone : Gerald Reed, Robert Reed
  • Trumpet : Taylor Reed

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