いやあ、これは最高ですね。
多分これが一番最初に出たレコードだと思うのですが、今まで聞いた Trouble Funk の中では1,2を争う傑作です。
ライブアルバムですが、DC Go-Go のバンドはどれをとっても、スタジオ録音より、ライブの方が段違いにいいのはどうしてなんでしょう。
Trouble Funk の特徴は、パーカッションの多用、シャッフルビートを基礎とした3連打のドラムパターン、P-Funk に強く影響を受けたうねるシンセと永遠に続くループ、コール・アンド・レスポンス、でしょうか。
特に、コール・アンド・レスポンスと、エンドレスのループはライブならではのものになりますので、「ライブ最高」となるのは仕方のないことです。
このライブ・アルバムは、その特報を余すところなくパックしています。
一応4曲入っていますが、それぞれは曲名がなく、Part A〜D です。ただ、"Drop the Bomb" などの曲をエンドレスに続けている感じです。
当時出たのが 12inchの2枚組ということで、15分程度に編集した4パートとなっているんでしょう。
ただ、元は全部繋がっているのかもしれません。というのは、パートの終わりが次のパートの最初にフェード・アウト、フェード・インしているのが明らかなのが複数パートで認められます。
1981年は僕が高校1年の時。アメリカの一角でこんな音楽が生まれていたなんて、全く知らない生活を送ってました。
この前、佐野元春のライブ映像を見返していたのですが、1984年の "Visitors Tour" の "Complication Shake Down" のライブのパーカッションの多用は、明らかに Trouble Funk の影響を受けたものに感じました。彼が生活してた N.Y. に DC Go-Go の波が伝わっていたのかは謎ですが。
ちなみに 80 年代後半 New Jack Swing が DC Go-Go に対して N.Y. Go-Go と呼ばれていたんですが、僕にはビート以外の共通点は分からず、全く別物に感じます。Teddy Riley は DC Go-Go に影響を受けたと言っているようですが。
いずれにしても、最高です!
- Part A
- Part B
- Part C
- Part D
- Bass : Tony Fisher
- Drums : Emmett Nixon
- Keyboards : James Avery, Robert Reed
- Lead Guitar : Chester Davis
- Percussion : Mack Carey, Timothy David
- Saxophone : David Rudd
- Trombone : Gerald Reed, Robert Reed
- Trumpet : Taylor Reed
0 件のコメント:
コメントを投稿