2018年4月28日土曜日

Classikhan / Chaka Khan (2004)

London Symphony Orchestra をバックに、ジャズやポップスのクラシックを歌い上げる企画ものです。

純粋なジャズを生粋のジャズメンをバックに歌うというのは、1982年の "Echoes of an Era" がありますが、今回はそれと似たようなものではあるものの、ゴージャス感を前面に出しているところが違うように思います。ジャズテイストを出しながらも、あくまでオーケストラバックなんですね。

さすがの歌声で文句なしです。
007の歌が2曲入っていますが、ロンドン=イギリスへのオマージュでしょうか。

1曲だけオリジナルが入っています。最後の曲 "I Believe" 、悩める人への応援歌のようですが、なかなかいいバラッドです。

2018年4月21日土曜日

Heaven Up Here / Echo & the Bunnymen (1981)

大学生のとき 3rd "Porcupine" (1983)はよく聴きました。"The Cutter", "The Back of Love", "Ripeness " ...良かったです。
当時はポスト・パンク、ファンカラティーナ、シンセとドラムマシーン、そんな時代でした。

ダーク&フックレス、と言われた彼らですが、この2ndはまさしくそんな感じです。
メインストリームからは程遠い、独自の世界を展開していました。Doors に近いようなくぐもったサウンドと時折見せる鋭いギターカッティング、そして何と言っても Ian McCulloch の独特のヴォーカル。唯一無二のバンドでしたね。

しかし、メロディーラインにフックがないにもほどがあるだろう、という感想がないこともありません。3rdではそんな彼らでもけっこう精いっぱいフックがありますので、その間の2年間で彼らのソングライティングの力がついたんでしょうね。ここで沈まずにライズアップしてきたのはすばらしいと思います。

2018年4月9日月曜日

Safe as Milk / Captain Beefheart & the Magic Band (1967)

ブルーズ・ロックともいえますが、それほどでもありません。
メロディもリフも、キャッチ―なところなし、アルバムの中の1曲を集めた感じ。
まさしく "Safe as Milk" です。

Ry Cooder のスライドが唯一光っています。