2018年2月26日月曜日

Butterflies / Bump of Chicken (2016)

Bump of Chicken は久しぶりに聞きました。何年ぶりかなあ。
何か、すごく曲作りがうまくなってる感じがしました。基本的には "sailing day" 路線というか、その延長の曲が多いように思います。
昔は、もっと曲にバラバラ感、デコボコ感があったように思うのですが。当たりはずれもあったように思いますが、"Butterflies" には少なくともはずれはありません。

そんな中でも、今回のアルバムを特徴づけているのは、エレクトリック・アレンジでしょうか。1曲目の "GO" からキラキラサウンドです。それ以外でも、アレンジと演奏が結構凝っているように感じます。

それにしても、Bump of Chicken ライクなバンドが最近多いように思うのは僕だけでしょうか。それだけ彼らの影響力が大きいというか、藤原基央君が描く曲が好きなミュージシャンが多いんでしょうね。

2018年2月19日月曜日

Labour of Lust / Nick Lowe (1979)

言わずと知れた、パブ・ロックの雄、Nick Lowe のセカンド。
何と言っても、"Cruel to Be Kind" であり、このアルバムの価値もこの曲にあります。
ロックというより、ポップ、いい曲ですね。

パブ・ロックは、Elvis Costello や、Joe Strummer のベースになったことでも知られています。Nick Lowe がいなければ、パンク・ロックもあれほど盛り上がらなかったかもしれません。

2018年2月11日日曜日

The Baby Huey Story: The Living Legend / Baby Huey (1971)

Donny Hathaway に見初められて、Curtom と契約しレコーディングをしたものの、アルバム発売を見ることなく、26歳で夭折した巨漢シンガー、Baby Huey と彼のバックバンド The Baby Sitters の唯一のアルバムで、死の翌年に出されました。

Sam Cooke の "A Change Is Going to Come" の長大なカバーには驚かされましたが、Cutis のプロデュースだけあって、Cutis の曲が3曲入っているのが特徴でしょうか。
このうち "Hard Times" は、Curtis 1975年の名作 "There's No Place Like America Today" でもセルフカバーしています。僕も大好きな曲です。Curtis 版の鬼気迫る緊張感と違って、こちらは力強くヘヴィーです。

ちなみに、彼の死の後 The Baby Sitters が新しいシンガーとして迎えたのは、まだ10代の Chaka Khan だったそうです。

2018年2月4日日曜日

Teddy / Teddy Pendergrass (1979)

昔で言うA面は、まさに Teddy Pendergrass のイメージそのもの。
メロウでセクシーななバラッドのオンパレードです。
特に、最初の2曲は、フィリー・ソウルの雄 Gamble & Huff 作だけあっていい曲ですし、歌にも熱がこもっています。しかし、こんなモロベッド・ルームの歌は少し品がないようにも思いますが、これがセックス・シンボルとしての売り方なのでしょう。

一転してB面は、アップ・テンポのダンス・チューンが揃っていて、こちらはイメージがガラッと変わります。どっちかというと、こっちの方が好きかな。
この人は、後半の盛り上がるシャウトがすごくいいので、そういう意味では、バラッドもいいですが、実はアップ・テンポの曲の方が本来の実力ではないかとひそかに思っています。

そういえば、ドリフの「ヒゲダンス」は、このB面の2曲目 "Do Me" が原曲だということを初めて知りました。最初のイントロ部分ね。