これはもはやジャズではありません。高等なブラック・コンテンポラリーです。
60年代の終わりに Miles Davis が示した方向の、Quincy Jones なりの答なのかもしれません。
もちろん、これで終わりではなく、1978年の大傑作 "Sounds...And Stuff Like That!!" に拡張していきますし、1979年の "Off the Wall" 、1982年の "Thriller" にもつながっていきます。
今回のアルバムで一番色を出しているのは、ギターの George Johnson とベースの Louis Johnson かもしれません。翌年彼らは、"The Brothers Johnson" としてデビューします。
それにしても、"Mellow Madness" というタイトルは最高にカッコいいですね。
Quincy Jones 42才。挑戦してます。