2017年4月22日土曜日

Art Official Age / Prince (2014)

彼の創造性は全く衰えておりませんでした。
第一級の音楽を作り出しております。
あいかわらずほとんどの楽器を自分でやってるみたいです。

今回は特にミドルテンポの曲に佳曲が多いです。"Clouds", "Breakfast Can Wait", "What It Feels Like", "Time" は名曲です!

ファストテンポあるいはファンク路線の曲は、90年代以降の曲調で、僕はあんまり好きじゃなかったのですが、好きな人にはたまらんのでしょうね。スローバラードもパープルレイン的な雰囲気であまり好きではありません。少し、僕な好きなサイドのいい曲と、僕の好きじゃないサイドの昔調の曲が分かれます。
ワーナーでの復帰アルバムということで、売るために少し昔を意識して出してみたのかもしれません。

そういえば、しばらく Prince の新譜は聴いてませんでした。2001年の "The Rainbow Children" 以来かなあ。これもいいアルバムでしたが。

2017年4月21日金曜日

Norah Jones at 大阪城ホール 2017.4.17

なんと、座席は最後列でした。遠くてほとんど見えん。望遠鏡持ってきたら良かった...

でも落ち着いた、いいコンサートでした。やっぱり声がいいですよね!
すがです!
カントリーとジャズを行き来する音楽ですので、ミュージシャンも大変やなと思いました。

日本語もちょっとだけしゃべってくれましたし、Puss N Boots の "Don't Know What It Means" はこの前日本に来た時に書いた、と紹介してくれました。

Set List
  1. I've Got To See You Again  <from "Com Away With Me">
  2. Tragedy  <from "Day Breaks">
  3. Out On The Road  <from "Little Broken Hearts">
  4. Those Sweet Words  <from "Feels Like Home">
  5. Don't Be Denied  <from "Day Breaks">
  6. Chasing Pirates  <from "The fall">
  7. Rosie's Lullaby (with Dan Iead)  <from "Not Too Late">
  8. Don't Know What It Means  <from "No Fools, No Fun" by Puss N Boots>
  9. Tell Yer Mama  <from "The fall">
  10. Stuck  <from "The fall">
  11. Don't Know Why  <from "Com Away With Me">
  12. It's a Wonderful Time for Love  <from "Day Breaks">
  13. Travelin' On  <from "Little Broken Hearts">
  14. Little Broken Hearts (solo)  <from "Little Broken Hearts">
  15. The Nearness of You (solo)  <from "Com Away With Me">
  16. Flipside  <from "Day Breaks">
  17. Carry On  <from "Day Breaks">
Encore
  1. Sunrise (folktown)  <from "Feels Like Home">
  2. Creepin' In (folktown)  <from "Feels Like Home">
  3. Come Away With Me (folktown)  <from "Com Away With Me">

2017年4月20日木曜日

Lotta Love / G. Rina (2016)

ディスコとラップ、シティポップとR&B、80年代と2000年代の融合。
古いようで新しい、懐かしいエレクトリックサウンド。
心地よいサウンドのためのアイデアが素晴らしい。

エッジが効いているメロディではないので、大ヒットはしないでしょうが、上質なサウンドとビートです。

やけのはら、PUNPEE、LUVRAW、tofubeats といったメンツをゲストに迎えた、渾身のアルバムではないでしょうか。

2017年4月8日土曜日

Mysterious Traveller / Weather Report (1974)

Joe Zawinul の曲が冴えている傑作です。

いままで聞いた Weather Report のアルバムの中では一番好きです。
なんでしょうね、この後の Jaco 時代ほどにシンセ全開でなく、適度にアコースティックなところのバランスがいいんですかね。

1曲目 "Nubian Sundance" と、3曲目 "Cucumber Slumber" が最高で、"Jungle Book” で牧歌的に締めくくります。いずれも Zawinul のかかわった曲です。

今回ベーシストは Miroslav Vitous から Alphonso Johnson に代わっていますが、 Weather Report って、ベースラインをうまく使うことに長けてますよね。 この Johnson のエレキベースがこのアルバムの色のひとつを形作っているように思います。 "Cucumber Slumber" は Johnson の曲ですが、ベース、パーカッション、サックスの絡みが独創的です。

5曲目 "Blackthorn Rose" は何と、Shorter と Zawinul のデュエット曲。美しいアルバム・ジャケットにピッタリな、リリカルな曲です。

2017年4月2日日曜日

"Love And Theft" / Bob Dylan (2001)

後期 Bob Dylan はヴォーカルがいいですね。渋い。

このアルバムは、いろいろなアメリカン・ルーツ・ミュージックを集めたかのように、フォーク・ロックだけではなく、ジャンプ・ブルーズ、ロカビリー、ティンパン・アレー、カントリー・スウィング、ラグタイム、ストレート・ハード・ロックまであります。少しまとまりに欠けるほどです。

そんな中でも、Sheryl Crow にオファーされた "Mississippi" , "Sugar Baby" , "Po' Boy" が僕のベスト・トラックかな。いずれもスローな曲ですが。