2016年11月27日日曜日

Buffalo Springfield / Buffalo Springfield (1966)

1966年は、Bob Dylan が "Blonde on Blonde" を出し、Beach Boys が "Pet Sounds" を出し、Beatles が "Revolver" を出した年であり、僕の生まれた年でもあります。

フォーク・ロックからカントリー・ロックそして後にサイケデリックが時代の先端を行ってたんじゃないでしょうか。
本作はそういう時代背景を確実に写しています。

その中で光るのは、1曲目の "For What It's Worth" です。Stephen Stills のセンスが既に全開です。名曲ですね。

2016年11月19日土曜日

Mr. Hands / Herbie Hancock (1980)

過去('73~)に録音された、いわゆるお蔵入り曲に、 Herbie 自身がシンセサイザーを追加したものを集めたコンピレーションアルバムになります。(ただしラストの"Textures"のみは新録です)
したがって、ミュージシャンも多彩で、1曲ごとにリズムセクションが異なっています。
  1. Spiraling Prism - Byron Miller (bs), Leon "Ndugu" Chancler (ds)
  2. Calypso - Ron Carter (bs), Tony Williams (ds)
  3. Just Around The Corner - Freddie Washington (bs), Alphonse Mouzon (ds)
  4. 4 A.M. - Jaco Pastorius (bs), Harvey Mason (ds)
  5. Shiftless Shuffle - Paul Jackson (bs), Harvey Mason (ds)
特筆すべきはベースです。豪華ですね。

メロディラインはそれほどエッジが立っているわけではないので、全編マイナーな感じは否めませんが、じっくり聴くと奥ゆかしい味が出てくる、そんな感じです。

このアルバムでは Herbie は Apple II を使っているとのこと。今のパーソナルコンピュータから考えると恐ろしいほどスペックが低かったでしょうから、どんなことに使ってたんでしょうね。

2016年11月12日土曜日

Mahogany Soul / Angie Stone (2001)

なんと18曲ですので、昔の感覚で言うとダブルアルバム、二枚組にも相当するボリュームです。

いわゆるネオ・ソウルですが、ソフト&メロウだけではなく、ヒップホップを経た、新しい時代のR&Bという感じがします。

中でも異彩を放っているのが、"Wish I Didn't Miss You" です。O'Jays の "Back Stabbers" を大胆にフィーチャー、というか、 "Back Stabbers" のオケをバックに、別歌を歌ってる、なかなか面白い曲です。全部コードを合わせたんかな?("What they doin?" が欲しい!)

曲数が多いだけあって、全部集中して聞くのは難しいですが、後半のボーナストラック "Brotha Pt.2" がまた盛り上がります。こちらは Alicia Keys をフィーチャしたリミックスバージョンですが、本編の "Brotha" よりカッコいいです。

2016年11月5日土曜日

Day Breaks / Norah Jones (2016)

ジャズから始まり、カントリー、ポップ、そして前作 "...Little Broken Hearts" では、ロックというかオルタナティブまで行った Norah Jones ですが、一周回ってジャズに帰って来ました。

といっても、ディープなモダンジャズもありますが、ポップでロックななジャズもあり、深みを増してるんですよね。
Shorter のソプラノ・サキソフォンが泣かせます。

"Feels Like Home" に並ぶフェイバリットになりそうです。