メジャー移籍後第一弾アルバムだそうです。
確かにEMI。
一つ前の「フェイクワールドワンダーランド」はレコード会社がUKプロジェクトだったようです。(ちなみに"UK"というのは英国のことじゃなくて "Unknown" 知られざる者を見つける、という主旨だそうで、野球の独立リーグの精神に近いのかもしれません。
で、メジャー、ということで、見事にポップになっています。見事にインディーズ感は払拭されています。
曲を作っている佐藤千亜紀も、多くの人が聞くようになることを意識したようなことを言っています。
賛否両論あるのかもしれませんが、バンドが成長していく上で、ポップさの獲得は必須でしょう。
逆にポップを感じさせる曲を作ることができなければ、おそらくバンドは終わっていくような気もします。
「猫とアレルギー」という曲が先にできていて、この曲の色でアルバムを作りたいと思ったそう。なんで、アルバムタイトルも「猫とアレルギー」。
アルバムに先行して「桜が咲く前に」を春にシングルで出して、秋にアルバム。
「フェイクワールドワンダーランド」で膨らんだ期待をシングルで繋げて、アルバムでしっかり期待に応えました。
ちなみに「桜が咲く前に」は青春の旅立ちの歌で、メジャーへの移籍の飛翔感も表しているのかもしれません。MVは佐藤の地元の岩手・盛岡が舞台になっています。ここから出て東京へ。
一番ポップなのは「怪獣の腕のなか」で、好きです。ループのキーボードが印象的ですが、「猫とアレルギー」といい「怪獣の腕のなか」といい、ストレートな表現じゃないところがいいですね。
- 猫とアレルギー
- 怪獣の腕のなか
- 夏の夜の街
- 35℃
- スカルプチャー
- ドライブ
- 桜が咲く前に
- ハッカ
- ありふれた言葉
- Youthful Anger
- 名前を呼んで
- ひとひら
- 佐藤千亜妃:Vo. G. 作詞作曲
- あーちゃん:G.
- 谷口滋昭:B.
- 西村"コン":D