2019年10月27日日曜日

Open Invitation / Gerald Alston (1990)

The Manhattans は聴いたことありませんが、 Gerald Alston から聴いてみました。
これぞ、ザ・スロウ・ジャム。
アルバムのトップから怒涛のように、スロウに、メロウに攻めてきます。しかもほぼ全曲。
トップの "Slow Motion" は必聴です。

自分を生かす曲調を知り尽くしているんでしょうね。
フィメール・コーラスから、バック・サックスまで、バッチリです。
さすがにドラムマシンのサウンドは時代を感じさせますが。

2019年10月21日月曜日

Begin Again / Norah Jones (2019)

7曲入りミニアルバムのような形で、まさしく彼女が昨年作りためた曲のコレクションです。
昨年 “songofthemoment” のコンセプトのもと、WILCO の Jeff Tweedy や、Thomas Bartlett との共作を重ねていたようで、そのプロジェクトから昨年配信で4曲発表し、それに3曲を加えて、アルバムにしたようです。

前作 "Day Breaks" は原点回帰した快作でしたが、その流れを汲むと言えば汲んでますし、カントリー寄りと言えばカントリー寄りとも言えますが、 全体的に落ち着いた曲調で揃っています。
なかなか味わい深いアルバムになっています。

2019年10月12日土曜日

aurora arc / BUMP OF CHICKEN (2019)

前作 "Butterflies" から3年5ヶ月ぶりとなるアルバムだそうですが、 "Butterflies" で花開いたきらびやかな世界を、このアルバムでも踏襲しています。
アルバムというのにふさわしく、この3年間に発表したシングルやタイアップ曲が多くを占めているので、いつかどこかで聴いたことがある感覚になります。

2局目 "月紅" からガツンとやられ、アコースティックな曲も含めて、これでもか、というほど畳み掛けてきます。素晴らしいアルバムです。
彼らのこれまでの軌跡を追っていくと、"Butterflies" 以降かなり傑出した曲を量産していることが分かります。昔のザラザラ感が減っているが少し寂しいですが。

ここ10年で、彼らの影響を受けたであろうバンドがかなり多く出てきたような気がします。唯一無二だと思われたヴォーカルスタイル、サウンド、メロディでしたが、それだけ多くの人の心を掴んだのでしょう。