2016年7月30日土曜日

Big / Macy Gray (2007)

ipodのパッケージが印象に残ってます。

will.i.am がプロデュースということで、ところどころに彼のポップ・センスが現れます。
ロックテイストあり、ポップあり、テクノあり。

思えば前作は傑作でした。前作のような素晴らしい曲が少ないのが残念ですが、Macy Gray の声は変わりません。ハスキー、スモーキー、潰れた.....どれも当たっていますが、どれも正しくありません。ずっとこの声だけは変わりません。
天賦の才能って言うんですかね。

2016年7月26日火曜日

Indestructible / Ray Barretto (1973)

何といっても、スーパーマンシャツのジャケットですよね。
こんなおっさん、おらんわな。
タイトルは「不死身」、だからスーパーマン?

ジャケットで何を言いたいのかは別として、内容は素晴らしいです。
キューバのソンやチャランガ、ルンバを取り入れた曲もあったり、サルサ全開の曲があったりですが、どの曲もクオリティが高いです。
傑作と言われるのも分かります。

Tito Allen の哀愁あるヴォーカルも冴えてますが、コンガもタイトに曲を絞めています。
Good!

2016年7月17日日曜日

Caricatures / Donald Byrd (1976)

名作 "Places & Spaces" に続く Mizell Brothers プロデュースによる Blue Note 最後の作品です。

ファンクよりも少しダンス寄りになっており、 Mizell Brothers の神通力も少し弱くなっているように思いますが、これはこれでアリです。一曲目 "Dance Band"のノリとヴォーカルがカッコいいですね。
シンセの多用もよいと思います。

Gary Bartz, Harvey Mason, David T. Walker と豪華なメンバーです。

2016年7月9日土曜日

Sally Can't Dance / Lou Reed (1974)

Lou Reedのソロ作としては一番売れたようです。
1972年"Transformer"、1973年"Berlin"に続く本作だけに期待が高かったんでしょうね。

一般的評価としては、まとまりのない印象、ということだそうですが、いい曲が多くあり僕は好きです。
70年代というのはコンセプトアルバム症候群じゃないかと思います。聴く方はその方がいいのかもしれませんが、ロックってそうじゃないんじゃないの、と思います。

ヘビー・ギターサウンドあり、ブラスサウンドあり、アクースティク・ギター・バラードあり、なかなかの意欲作だと思います。

2016年7月2日土曜日

The Way I See It / Raphael Saadiq (2008)

ヴィンテージ・レトロ。60年代ソウルの雰囲気を忠実に再現しています。
60年代の録音技術がよかったらこんな感じになるのかな、と思わせます。

いい曲が多く、アレンジもカッコいいです。
"Never Give You Up"はStevie Wonderが参加していますが、ハーモニカが最高です。

Phill Colinsのモータウン完コピアルバムはあまり積極的に聴く気がおきませんが、これもオリジナリティの追求というよりは、既にあるものの再現ですので、ある意味一緒かもしれませんね。