2019年8月31日土曜日

Geography / Tom Misch (2018)

ロンドンの才能あふれる若者、Tom Misch のデビューアルバムです。

ありそうでなかった音、サウンド。
音の隙間を空け、リリカルな一面もありつつ、時には Hip Hop の影響を感じさせ、時には Jazz の影響を感じさせます。
当人はギタリストのようですが、ピアノも効果的に使っており、非常にソフィスティケートされたサウンド表現に成功しています。

メロディ的には、フックが少なく、いわゆるサビがきらびやかでないタイプですが、繰り返し聴ける味わい深いアルバムといった感じでしょうか。

2019年8月15日木曜日

Gil Evans and His Orchestra Live in Switzerland 1983 (1987)

スイスのリゾート地 Lugano でのライブ。
live at Palazzo dei Congressi, Lugano on January 27, 1983
とのことですが、 Lugano はイタリア語圏ということで、イタリア語の表記のようです。
(会議場でのライブみたいですね)

いつものようなゆるい構成のライブですが、このアルバムでは "Stone Free" の同じテーマを繰り返し使っています。
ここで演奏している曲目は、この当時のいつものレパートリーばかりで、それぞれに素晴らしい演奏です。
1983年4月から Gil Evans は New York Sweet Basil で月曜の夜の定期演奏を始めます。このライブはその前夜の様子をよく捉えています。

残念なのは、この曲目のタイトルがメチャクチャなことです。なんでこうなってしまったのか。

Baritone Saxophone – Howard Johnson
Drums – Billy Cobham
Tenor Saxophone – Michael Brecker
Trumpet – Lew Soloff, Randy Brecker
Vibraphone – Mike Mainieri