2018年6月24日日曜日

卒業と、それまでのうとうと / 泉まくら (2012)

ラップ、というより、ポップ。確かにラップなのですが。

アルバムタイトルにあるように、「卒業」というキーワードがチラホラします。大人になりきっていないのに、大人だと言われる気分とそれまでの学生生活。

秀逸なのは #2 "sen-sei!" 。なんでヤギ!? なんで鼓!?

アルバムは5曲の新曲と、そのリミックス5曲が同じ順番で並んでいる、特殊な構成です。

2018年6月18日月曜日

Modern Times / Bob Dylan (2006)

2000年代以降の Dylan は、カントリー、シャッフル、ブルーズ、ジャズなどのルーツ・ミュージックを自在にミックスした、オリジナルの音楽を作り出しており、味があって好きです。

特に、スローな曲がいいですね。
このアルバムでも、スチール・ギターの音色が耳に残る "When the Deal Goes Down"、イントロのピアノが美しい "Workingman's Blues #2"、渋いボーカル "Nettie Moore"、バイオリンが効いている "Ain't Talkin'" などのスロー・ナンバーが光っています。

2018年6月10日日曜日

Manhattan Latin / Dave Pike (1964)

ビブラフォン奏者 Dave Pike によるNYラテン。
ジャズメンが多く参加していますが、イージーリスニングのラテンミュージックです。

2018年6月5日火曜日

Extension of a Man / Donny Hathaway (1973)

彼の一番の意欲作であり、ラスト・ソロアルバムでもあります。

1曲目の "I Love the Lord; He Heard My Cry, Pts. 1 & 2" は、何とオーケストラですし、3曲目 "Flying Easy" はフォーク・ロックとも言えます。
4曲目は、エレキ・ピアノが軽快なインスト・ナンバー、5曲目は Blood Sweat & Tears のカバー。
"Extension of a Man" というタイトルに、その意欲が表れています。

なかでもやはりハイライトは、2曲目 "Someday We'll All Be Free" でしょう。
"Keep on walking tall
Hold your head up high"
スーパー・ポジティブなメッセージ・ソングです。