2017年8月20日日曜日

Maniju / 佐野元春&ザ・コヨーテバンド (2017)

コヨーテバンドとのアルバムも、"Coyote"、"Zooey"、"Blood Moon"に続いて4作目になりますか。

正直、最初の2作、特に "Zooey" が素晴らしかっただけに、"Blood Moon" と本作は少し見劣りがしてしまいます。
それでも、なんだか考えさせられる曲が何曲かあるのは、やっぱり佐野元春ですね。
"悟りの涙"、"詩人を撃つな"、"禅ビート"
やっぱ、気持ちを分かってくれる。

アートワークは、StormStudios としては2作目。
カラフルな頭に、涙の横顔。

このアルバムから、佐野元春もショートカットへ。年相応でいいんじゃないですか。

My Soul / Leela James (2010)

前作 "Let's Do It Again" は全曲カバーでしたが、この3rdアルバムは全曲オリジナルです。

1stの "A Change Is Gonna Come" は最高にカッコよかったですが、今作ではキラーチューンがなく、なんでしょうね、ちょっと平坦な感じです。

それでも、レトロなスタイルは健在です。
何せ、Staxからのリリースですもんね。

2017年8月12日土曜日

東京コンサート / Gil Evans (2010)

1976年に中野サンプラザで行われたコンサートのライブ音源です。
George Adams(fl, ts)、Lew Soloff(tp)と、ギターに川崎燎、トランペットに峰厚介と篠原国利を加えた13人編成のバンドとなっています。
中でも川崎燎のギターが特に特徴的です。

"The Gil Evans Orchestra Plays the Music of Jimi Hendrix"のリリース後ではありますが、このアルバムからの選曲はありません。ただ、当時のエレクトリックギターをフィーチャしたバンドのサウンド志向がよくわかります。

1曲目 "Amanda" はロック色が出た、ルーズなテンポがカッコいい曲です。
2曲目 "Orange Lady" は、Charles Mingus の "Orange Was the Color of Her Dress, Then Blue Silk" ですが、Gil Evans のバンドではおなじみのモチーフです。

1976年という早い時期に、こんなモダンなサウンドを出してたんやな、と改めて Evans の先見性に驚きです。

2017年8月7日月曜日

Uptown Special / Mark Ronson (2015)

音楽プロデューサー Mark Ronson の4作目、最新作です。
UK出身ですが、音楽的にはイギリス的なところはほとんど見られないのは、生活の拠点がN.Y.にもあることによるのでしょうか。
ヒップホップ、ファンク、ロックのミクスチャといっていいでしょう。

中でも、 Bruno Mars と組んだ #4 "Uptown Funk" は最大のヒットになり、'16のグラミー賞の最優秀レコード賞を受賞しました。
日本では、Honda Fit のCMで有名ですよね。