2016年8月28日日曜日

Captured Alive / Toots Thielemans (1974)

夏の夕方から夜に、ハーモニカのさわやかな音色を。

内容は典型的な4ビートのモダン・ジャズです。
Toots Thielemans のハーモニカが少し浮いているようにも感じますが、ハーモニカにはスローな曲が合っているような気がします。

暑い香港のハーバー。

2016年8月7日日曜日

Born Under a Bad Sign / Albert King (1967)

ロックテイスト、あるいはソウルテイストにより、入りやすいアルバムだなあと思いました。
Stax レコードのハウスバンドである MG's をバックにレコーディングしているので、それもそのはず、納得です。
ただ、やはり基礎になっているのは、確かなギタープレイで、派手すぎず、曲に寄り添っています。ブラスがいるのか、という感じもします。

この時代の音楽は、ロックカルチャを抜きには語れません。Otis Redding が売れたのは、ロック・オーディエンスに受け入れられたからだし、Miles Davis はロックの売れるパイに驚き、ロックに近づいていきました。また、イギリスのロックミュージシャンの、ブルーズ好きも、人々の目をブルーズに向けさせる一因にもなったことでしょう。
そういう意味では、このアルバムもうまく機を捉えたもの、と言えますし、Albert King の活躍自体も、時流に乗ったものという印象です。

混血に美人が多い。ブルーズとロックとソウルを融合した本作は、名作です。